令和7年10月23日、京丹後市立大宮中学校1年生85名を対象に、「TANGO子ども未来プロジェクト」出前講座を実施しました。
今回の出前講座は、京都府織物・機械金属振興センターによる「丹後の機械金属業の世界を知ってみよう」です。技術連携課の早川様による京都府織物・機械金属振興センターの設置目的や、工業・機械金属業とは何かという講義から始まりました。金属を加工する様々な機械についての動画を交えた解説の後、丹後の実情、世界とのつながり、外国人就労者についてなど、非常に多岐にわたりました。最後は、「20年後の丹後を考える」として、いかに、丹後における技術者の育成を進めるかという課題を、未来を担う中学生へ提起する形で講義を終えました。生徒たちにとって、丹後の工場が、宇宙開発に関わっていることや、戦時中の工場疎開が丹後に機械金属工業が定着する契機となったという歴史的な背景は、新鮮な発見のようでした。今回の講座を通じて、生徒たちは、丹後には機械金属産業という誇るべき産業があり、先人たちが培ってきた歴史がある事を知るとともに、丹後の未来について、真剣に考えていました。
〈生徒感想より〉
○今は工業に関わる人材が不足していることや、機械金属業は京丹後市にとってなくてはならない存在になっていることも分かりました。今まで、機械金属に関心がなかったので学べて良かったです。
○織物・機械金属振興センターは、小学校の時に見学させてもらったことがあります。すごい機械がたくさんあって、わくわくしたのを覚えています。今回は生産工程、どの機械が何をするのか、売上など、様々なことが分かりました。これからも丹後の工業が安全に発展していってほしいです。
