6月13日(金)に、「『学校力』向上研修会~地域とともにある学校づくり~」を実施しました。この研修会のねらいは、地域との連携・協働による学校運営を充実させていくことができるよう、コミュニティ・スクールの仕組みとその有用性を理解し、当事者意識をもって地域とともにある学校づくりを推進することです。
はじめに、岡山県教育庁 生涯学習課 地域学校協働活動アドバイザーで文部科学省CSマイスターでもある安田隆人様による講義から、学校と地域が連携・協働し、学校運営や教育活動を充実させていくためには、繰り返し対話することをとおして、学校と地域が目的やビジョン、育てたい子どもの姿を共有すること、学校の課題解決と地域づくりを一緒に考えた協働が必要であることを学びました。続いて、研究協議では地域との連携・協働のための学校運営に必要なことについて小グループで話し合い、地域との連携・協働に向けた自身の立場でできることを考える充実した研修会となりました。熱心に意見を出し合う参加者の姿から、地域とともに学校全体で子どもたちの学びや成長を支えていこうとする意欲を感じました。
参加者からは、「学校と地域の関係性をつくっていくためのファーストステップとして、『学校運営協議会』をいかに機能させるかがポイントだと思った」「すべての教職員が、地域とつながりながら、地域の子どもたちを真ん中に置いた教育実践を進められるよう、教務主任としてカリキュラムマネジメントを行っていく必要があると痛感した。まずは、三者でコミュニティ・スクールの在り方について話題にし、自分事として考える機会を作りたい」「これまでは家庭科のミシンや算数科のそろばんなど、どちらかと言うと地域の方に支援していただくという意識が強かったが、地域の方と協働して学校運営を行っていくという視点をもつことができた」等の感想がありました。 この研修会をとおして、地域と連携・協働し、子どもたちの学びや成長を支えていくために、当事者意識をもって一層学校運営に参画していただき、地域とともにある学校づくりが管内に広がっていくことを期待しています。

