令和6年度「『育ちと学びをつなぐ』連携推進研修会」

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 10月25日(金)に、「『育ちと学びをつなぐ』連携推進研修会」を実施しました。この研修会のねらいは、子どもが「主体性」を発揮できる保育・教育の充実に向けて、幼児期の教育で大切にされている「主体性」について理解を深め、校種間連携を推進することです。
 はじめに、京都府幼児教育センターの大橋美智子幼児教育アドバイザーによる講義から、生活の主体は子ども自身であり、「アタッチメント(愛着)」と豊かな「遊びと体験」の中で、子どもたちの資質・能力がはぐくまれていくこと、指導者は、子どもたちの活動が展開しやすいよう、意図をもって環境を構成し、子どもと関わっていくことの大切さ等、乳幼児期の教育で大切にされている「主体性」について学びました。また、研究協議では、乳幼児期から青年前期までの「学びに向かう力」をはぐくむために大切にしていきたい視点を参加者が、小グループで話し合い、自身の保育・教育観や援助・支援の在り方について考える充実した研修会となりました。
 参加者からは、「子どもたちが主体的に園生活を送っていくためには、根本である安心できる環境、保育教諭等との信頼関係が大切であると改めて感じた」「保育や幼児期の教育で大切にされている子どもの見取りから願いや思いが実現される遊びの重要性を小・中学校が継続することが改めて重要だと感じた。保幼で培われてきた学びの本質である、子どもの願い・思いからスタートする主体的・探究的な学びを小・中学校で継続、発展させることが保幼小中の一貫した保育・教育の柱になると思った」「幼児教育、小学校、中学校どの校種においても、教育の場が居心地のよい空間になっているか、安心と信頼があるか、が大切であると改めて気付いた」等の感想がありました。 この研修会をとおして、乳幼児期の経験が学童期以降の学びへつながり、子どもの育ちと学びをつなぐ校種間連携が管内に広がっていくことを期待しています。

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