10月11日(金)、京丹後市立大宮中学校1年生72人を対象に、「TANGO子ども未来プロジェクト」出前講座を実施しました。
今回の出前講座は、株式会社韋城製作所による「“叩けば強くなる”鍛造の世界」です。講師に山本社長をお招きし、スライドや動画等も活用して鍛造の技術について非常に分かりやすく教えていただきました。講義の中では、鍛造の原点である刀鍛冶に関する動画なども活用され、生徒たちは最後まで関心をもって講義に臨んでいました。後半は、超高温の金属を取り扱う際に使用する工具“やっとこ”を使って、様々なものを掴んで移動させる体験も行いました。生徒たちは、弘崎鍛造主任とどちらが正確に“やっとこ”を使いこなせるかを競い合う体験を通じて、鍛造をはじめとした丹後の製造業に関心をもつとともに、それを支える「職人」たちの技術力の高さを、身をもって実感していました。
〈生徒感想より〉
〇京丹後市に製造業の中でも鋳造加工を行っている会社が5社もあると知って身近な工業だとすごく感じたから、製造業にも興味をもって、もっと京丹後市の知らない部分を学んでいきたいです。
○鍛造を生かして、自分たちの身の回りの生活の部品に使われているんだなと知りました。自動車や農具など鍛造の技術がないと、今の生活はないと思いました。“やっとこ”を使うゲームは、すごく使いにくくて、重くて難しかったけど、職人の人たち は、これを簡単に使っていたのですごいなと思いました。