7月22日から8月29日にかけて、夏季休業分の「プラスワンスタディ」を実施しました。「プラスワンスタディ」とは、丹後管内の府立高校生が小中学生の学習を支援する取組で、平成24年度から続いています。昨年度から対象を中学校まで拡大し、7校・学舎の府立高校生が、小学校12校と中学校2校の計14校で行われた補充学習等に、学習支援として参加しました。
【各校からの感想】
〈小学校〉
〇児童に寄り添って分かりやすく丁寧に教えていただき、児童も学習が進んだ。
〇はげましやほめる言葉を伝えてくれたりしたことで、児童のやる気につながり、達成感を味わうことができた。
○キャリア教育の視点において、本校卒業生が指導に関わる姿を見て、児童へのよい刺激となった。
〈中学校〉
〇高校生との関わりを通して、学習だけではなく取組に対する姿勢や社会マナーについても学ぶ機会となった。
〇高校生からは「中学生が理解してくれた時のうれしさや達成感を感じることができた」等の感想が聞かれ、高校生のキャリア教育の視点からも有意義なものであったのではないかと考えられる。
〈高等学校〉
〇生徒の地元に貢献したいという気持ちを実感するとともに、先生方と一緒に児童生徒と交流する経験の中で、自身の進路について考えるきっかけになったと感じる。
〇教える立場で児童に関わったのが初めてという生徒も多く、普段では経験できない児童との関わり方を学べたことも大きな成果であると考える。
〇普段の学校生活では体験できない貴重な経験となり、「誰かに求められている」という経験が参加生徒の自信や自己肯定感・自己有用感につながったと感じる。
○プラスワンスタディを通して目指すべき教員像がより明確になったことで、教員を志望する思いが強くなったのではないかと思う。

