6月27日(木)に、「『学校力』向上研修会~地域とともにある学校づくり~」を実施しました。この研修会のねらいは、学校と地域がパートナーとして連携・協働できるよう、小・中学校の校長・教頭や社会教育関係者を対象として、「コミュニティ・スクールと地域学校協働活動の一体的推進」について理解を深め、地域とともにある学校づくりを推進することです。
はじめに、ふくしま学校と地域の未来研究所代表で、文部科学省CSマイスターでもある安齋宏之様による講義から、対話と信頼に基づく学校経営を充実させていくために大切なことや、これから目指したいコミュニティ・スクールの在り方について学びました。続いて、演習では相互理解と信頼関係を深める「熟議」のポイントを学びながら小グループで話し合い、各校の学校運営協議会において、今後の協議の在り方について考える充実した研修会となりました。
参加者からは、「保護者や地域住民に当事者意識を持って学校運営に参画していただくためのヒントを多く得ることができた。学校運営協議会を充実させることで、学校経営を改善し、学校課題が解決できるよう努めていきたい」「教職員への周知と学校教育目標を地域と共有することが重要だと感じた。今後の学校運営協議会の持ち方について検討していきたい」「地域も学校も保護者もやらされるのではなく、自分事として、今何ができるか、それは地域のためや子どものためになっているのかを常に考えながら行動できる組織を目指していきたい。子どもを真ん中にして、熟議が重ねられるようにしていきたい」等の感想がありました。
この研修会をとおして、学校と保護者・地域住民との対話が行動につながり、地域とともにある学校づくりが管内に広がっていくことを期待しています。