令和3年度みやこサイエンスフェスタ

 6月13日(日)、京都府教育委員会・京都府立嵯峨野高等学校主催の「令和3年度みやこサイエンスフェスタ」が行われました。本事業は、自然科学分野に関する探究活動をおこなう高校生が、その研究結果を発表しあうというものです。
 京都大学を会場として予定していましたが、今年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、SSN京都関係校9校をオンラインでつないでの開催となりました。

開会式では、京都府教育委員会 「橋本 幸三」 教育長、国立研究開発法人科学技術振興機構理数学習推進部長「大槻 肇」様より挨拶と激励をいただきました。

嵯峨野高校では、視聴覚教室とコモンホールの2か所に会場を設けました。
 嵯峨野高校の5つのグループが、
 「温度によるモジホコリ(Physarum polycephalum)の消化能力の違い」
 「実験室条件におけるシリカゲルの吸湿率向上 ~生成時のpHに着目して~」
 「簡易煙風洞におけるカルマン渦の可視化と渦制御板によるその抑制」
 「発光バクテリア(Vibrio fischeri)の培養に最適な培養条件を探る」
 「有機物添加における残留塩素濃度の変化について」
 というテーマで発表しました。その様子とパワーポイントで作成した発表スライドを他校にLIVE配信し、他校からの配信はスクリーンに映写して視聴しました。午後の部では株式会社島津製作所の支援を受けた府立亀岡高校生による「ツバメの巣の接着強度について」の研究発表も行われました。
 研究に対する想いが伝わってくる、熱い発表が続き、またオンラインではありましたが質問も沢山寄せられて、発表者と視聴者との一体感が感じられました。

 サイエンスフェスタ全体の司会進行は、嵯峨野高校1年生7名が行いました。

司会ルームの様子です
司会をしてくれた1年生7人です

最後を務めたのは、アジアサイエンスリサーチプロジェクトに参加した生徒の発表でした。
 「アジアサイエンスリサーチプロジェクト2020について」
 「森林の水源涵養機能の評価に向けて~土壌透水性と土壌貫入強度~」
 というテーマで発表を行いました。
 アジアサイエンスリサーチプロジェクトの発表に続き、オンラインでの閉会式となりました。嵯峨野高校「橋長 正樹」校長が挨拶の中で、頑張って研究に取り組んだこと、そして立派な発表であったことを大変褒めておられました。