入学式

4月8日(木)本校体育館において第73回入学式が行われました。
昨年同様、マスク着用、参列者の制限などの感染対策を行った上での挙行です。
令和3年度 第73回入学式 校長式辞
 「新入生の皆さんを心から歓迎します。」
橋長正樹校長は、冒頭で新入生を心から歓迎する思いを述べられました。

 冒頭に続き、どんどん新しいことにチャレンジして、たくさんの失敗をして欲しいという学校長の願いが続きます。「成功するのに最も確実な方法は、常にもう1回だけ試してみること」というトーマスエジソンの言葉を引用し、失敗から学ぶ姿勢の重要性について新入生に語りかけられました。

 さらに、物事を一元的に評価するのではなく「複数の物差し」を持つことの大切さへと話が転じます。「たくさんの物差しがあることに気づけば、自分自身に対する見方や周りの人たちへの見方も変わってくる。ひとつの物差しで低い順序になっているからといっても、それがすべてではない。そのことに早く気づくことで、自分自身を解放し、同時に周りの人も尊重できるようになるはずです。自分を信じて自分の長所を伸ばしてください。」

これまで緊張した面持ちの新入生が少しほぐれた瞬間です。

さらに、「前後裁断(ぜんごさいだん)」(江戸時代初期の禅僧である沢庵和尚の言葉)の教えから、今できることを精一杯にやるということの大切さ。やり直すことができない過去を引きずるのではなく、起こるか起こらないか、わからない先のことを心配するのではなく、今を生きることに専念して欲しい、という力強いメッセージで締めくくられました。

(以下 式辞末尾原文のまま掲載)

『多感な年頃のお子様たちは、これからの高校生活の中で、楽しいことばかりでなく、苦しみや挫折を味わったり、時には反抗的になったりすることもあろうかと思います。それは誰もが経験する壁であり、その壁を乗り越えるためには、本人の努力もさることながら、家庭と学校が深い信頼で結ばれ、お子様が安心して学校生活を過ごせる環境を作り、支援することが最も大切なことだと考えております。保護者の皆様の学校への御理解と御協力を是非ともよろしくお願いいたします。
すべての新入生の皆さんが、新しい出会いの中で、楽しく豊かな学校生活を送り、嵯峨野高校の歴史に新たなページを付け加えてくれることを期待して、式辞といたします。』

校長式辞
担任紹介