令和2年度アカデミックラボ課題研究発表会

 2月5日(金)6・7限に「令和2年度アカデミックラボ課題研究発表会」を校内で実施しました。
発表者と聴衆は、次のとおりです。

 発表者:2年生普通科及び2年生京都こすもす科共修コースに属する全生徒

 聴 衆:本校生徒(1年生普通科及び2年生京都こすもす科共修コースに属する全生徒と2年生京都こすもす科専修コースに属する全生徒たち)、教職員、関係者の方々

 昨年度までは全ラボが体育館に集合し、全国からの聴衆に対してポスターセッション形式で一斉に口頭発表を行っていましたが、今年度は人数を制限し、ホームルーム教室や特別教室に分散して、プロジェクターを使用したプレゼンテーション形式で開催しました。これは、コロナ禍により非常事態が宣言されている状況下であっても、なんとか発表の場を設けたいと3密回避の工夫を凝らした結果によるものです。

 当日は、適宜休憩と換気の時間を挟みつつ実施し、小川校長によるオンライン開会宣言に続き、この1年近くかけて各チームが取り組んできた課題研究について発表(全57本の発表)と質疑応答を行いました。1チームにつき約13分の持ち時間で、発表者たちはiPadを活用してスライドをスクリーンに投影し、6交代制で実施しました。聴衆は、間隔を開けて指定席に座り、発表に熱心に耳を傾けていました。

 当日の内容としては、源氏物語の登場人物をモチーフに、地元の和菓子店と協力して和菓子の企画販売などを行った発表や電子レンジを用いてオーロラの再現を試みた発表、雨にぬれにくい傘の形状について調べた発表、難民問題を取り上げ、歴史的経緯を踏まえて、多くの人がこの問題について無関心であることへの問題提起をした発表などがあり、かなり多彩な発表が行われました。

 どの発表においても、質疑応答の時間には次々に手が上がり、座長役の生徒が制限時間を理由に「次を最後の質問とします。」と制御せざるを得ないほどでした。ここで出された多くの質問は、発表者にとって今後の探究に向けたヒントとなることでしょう。

 最後の閉会式では、橋長副校長による挨拶の中で、「発表者、座長、タイムキーパー、視聴者、全ての参加者の努力と真剣な取組で、コロナ禍でもすばらしい発表ができたことに、嵯峨野生の底力を感じた。2年生は、次年度の英語での発表に向け、1年生は来年の自分たちの発表に向けて、研究内容を充実させ、聴衆を引きつけるような発表をめざしてほしい。」という労いと励ましの言葉が発表者たちに贈られました。

 アカデミックラボでは、今後、各チームが研究内容を文章にまとめます。また、次年度の英語での発表会に向けて、翻訳準備も始めます。

 なお、関係者限定となりますが、当日の発表内容をオンライン公開する予定です。

校長先生の挨拶        
質疑応答の時間 
みな、真剣に聞いていました。
右側の座長役の生徒もがんばりました。 
熱心に説明
会場に分かれ、座席指定で発表を聞きました。