11月21日から22日、京都府立丹後海と星の見える丘公園を舞台に、SSH重点枠事業としてアジアサイエンスリサーチプロジェクト(ASRP)の本調査が行われました。参加生徒はスーパーサイエンスネットワーク(SSN)京都校から5校35名、嵯峨野高校からはサイエンス部と校有林調査ラボの生徒11名がスチューデントアシスタント(SA)として参加しました。また、校有林調査ラボの卒業生4名がティーチングアシスタント(TA)として、指導・助言にあたりました。
“自然を測ろう”“研究の作法を学ぼう”をコンセプトに始まった本プロジェクト、参加者は10月の事前調査および南部巡検、11月の北部巡検の経験を活かして、自ら研究テーマを設定しました。
研究テーマは、「どろ団子の光る謎を解く」「土壌がもつ水源涵養機能の解明」「地形と土壌pH」「土壌物理性と土壌透水係数」「ササ (Sasa veitchii)の地下茎密度と土壌物理性」です。調査を実施するSSN京都5校の生徒を嵯峨野のSAとTAが完全バックアップします。
すべての研究チームに無線機が配備され、調査本部への「かくれんぼう(確認、連絡、報告)」がなされます。
全員が時間を忘れて、調査や分析に没頭し、日没前に終了しました。宿泊は、京都府立青少年海洋センターマリーンピア。対岸に調査地点の森林が見えます。
2日目開始。教員ももちろん、手伝います。
嵯峨野のSAおよびTAともに、機材の準備、研究テーマから調査まで、他校の生徒の研究探究活動のアシスタントができていました。この経験を自らの課題探究活動に活かしていきます。
参加生徒は、今後研究データをまとめ、次年度の「みやこサイエンスフェスタ」での発表をはじめ、各種学術団体での発表に挑みます。