常に全力

先輩からのメッセージ

12月8日の続き
 京都こすもす科 人文芸術系統2002年卒業 松井翔太

◆私が考える仕事の面白さ

Hondaには、挑戦を後押しする文化があります。失敗することを恐れるのではなく、挑戦することを尊重し、たとえ失敗したとしても、その過程での学びを次の挑戦に活かすことで、成功や自身の成長が待っているということです。

私が担当する「人事」とは、「人(の心に関する)事」だと思っており、社員一人一人の考えや想いを、どうやって商品やサービスに繋げられるかを考えながら仕事をしています。人の心や考え方には正解は無く、正解が無いことと向き合う難しさはありますが、難しいからこそ上手くいった時には働きがいや、達成感を感じることができます。

社員の採用に関する仕事をしていた時は、「どうなるかじゃない、どうするかだ。」を学生に向けたメッセージにしていました。上司に言われたことを“こなす”だけでは、やりがいも感じられません。「私はこうしたい、なぜならこう想う」という意志を込めた仕事をすることで、やりがいや、成長を感じられるはずです。成り行き任せの人生を歩むのではなく、ご自身の想いや

やりたいことを大切にしてください。自分なりの想いを込め、仕事を楽しむことが、仕事の面白さに繋がるはずです。


<ご参考:NHKに取材を受けた際の記事です>

https://www3.nhk.or.jp/news/special/news_seminar/tantou/tantou24/

◆皆さんへのメッセージ

良い大学に入りたい、良い会社に入りたい。私も昔はそう考えていました。でも、「良い」という尺度は人それぞれ違います。偏差値や社会的評判という表面的な事に捉われず、皆さん自身が「良い」と感じるのは何かという感性や価値観を大切にしてください。

そしてご自身の価値観は、色々な経験や体験を通じてはじめて気付くものだと思います。 

専門外のことを勉強する、部活に取り組む、海外に留学する、異文化に接するなど、取り組むことは何でも構いません。興味の幅を狭めず好奇心と探求心を持つことで人生の選択肢が増え、皆さんの生活が充実したものになるはずです。

失敗を恐れることなく、むしろ失敗を楽しむ気持ちを持って、学生のうちにしかできない様々なことにチャレンジしてください!