受け継ぐ

伝統を受け継ぐ

「この度はお忙しい中、早速に校歌楽譜をお送りいただきまして、誠にありがとうございます。」

本校同窓(9期生)の方からご丁寧なお礼状をいただきました。

過日、母校を懐古され、校歌(楽譜)送付の依頼があり、本校の現職員が対応したことへの返礼です。

「あたりは一面畑だったように思います。周りの環境は変わりましたが、校章と校歌は変わっていません。」と綴られた御礼状には、当時の写真も同封され、在学中の佳き思い出の一端が窺えます。

移築され、現存するお茶室「里仁軒」での茶道部の思い出には、和菓子が食べられることが入部理由であった、との(高校生らしい)微笑ましいエピソードも

末文には

「素晴らしい先生や校風、雰囲気  三年間でしたが私にとって嵯峨野高校は誇りです」と結ばれています。

現在同門に集う生徒、教職員にとって、大先輩のこの言葉は、大いに励みとなり、また襟を正す機会となりました。
先人の「誇り」に恥じることなく、継承さらに発展させることが現役世代の務めです。部活動然り・母校然り、さらには郷土、現職そして母国然り

現役在校生諸君が、卒業後も同じように母校を懐古してくれることを願う、夏の終わりです。

現「里仁軒」