社会科学フィールドワーク

7月29日(金)、サマーセミナーの一環として、社会科学フィールドワークを実施しました。京都地方裁判所・京都弁護士会のご協力により、1・2年生12名が裁判や法律について学びました。

 午前は、京都地方裁判所にて、職員の方から裁判についての説明を受けた後、裁判員裁判を含めた刑事裁判を傍聴しました。法廷見学では、参加者は法服を着て、裁判官席に座るという貴重な体験をしました。

 午後は、京都弁護士会館にて、弁護士の先生方から、刑事裁判の原則について講義を受けた後、その指導の下、模擬裁判に取り組みました。模擬裁判では、班ごとに参加者が裁判官・検察官・弁護人・被告人・証人の役割を演じた後、裁判員の立場で、証拠を吟味しながら、被告人が有罪か無罪かの判決を出し、判決理由を発表しました。最後に班ごとに、法律事務所を見学し、弁護士の仕事のやり甲斐やご苦労などについて、お話を伺いました。

 参加者からは、「初めて裁判を傍聴したが、厳粛であり、緊張感に満ちていた」「裁判が関係者の人生に大きな影響を及ぼすことがよく分かった」「模擬裁判では、憶測を入れずに、証拠のみに基づき判決を出す難しさを体感した」「弁護士のお仕事について、その幅広さを知り、困っている方への法的な支援に加えて、心の支援も大切であることを学んだ」という趣旨の多くの感想が寄せられました。