高等部

(高)京都国立近代美術館との連携授業

2月12日(水) 京都国立近代美術館(以下「近美」)との連携授業を実施しました。この取組は数年前から行われており、今回は近美に訪問して、展示品や建物等の環境を生かした授業をしていただきました。
まず自己紹介が終わった後、近美のロビーで様々な展示品や内装に触れ、どんな素材があるか探す活動をしました。皆で探したものを出し合い、花崗岩やガラス、木やステンレス等、様々な素材があることに気が付きました。
次に、近美でつくられた「さわるコレクション」の鑑賞をしました。「さわるコレクション」は、近美が所蔵している作品を点字図にしたり、紙の表面に凹凸を付けたりして、絵や立体物の形をさわって鑑賞できるというものです。

【写真】「さわるコレクション」を鑑賞する生徒の様子


そして、ロビーにあるリチャード・ロング作の「京都の泥の円」の鑑賞をしました。作品はどのように描かれているか近づいてみたり、描かれた円と同じ大きさの円形のソファに座り、大きさを確かめ、イメージを広げたりしました。また、本作品が泥を手に付けて描かれたことから、実際に体験する活動もしました。くじで引いた「やわらかい」「しょんぼり」「きらきら」等の言葉から、イメージを膨らませて画用紙に描き、互いに何からイメージをして描いたのか予想したり、感想を言ったりしました。

【写真】「京都の泥の円」を鑑賞する生徒の様子

【写真】泥を使って描く生徒の様子

壁一面に描かれた作品を鑑賞したり、知らない素材に触れたり、活動から連想したことを発表し合ったりと普段体験することのできない活動ができました。
近美の職員の方々、ありがとうございました。

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