高等部

(高)二組書道展

1月25日(木) 高等部2組で書初めをしました。まず生徒はどのような文字を書きたいのかを考え、「自分の名前を書きたい」「大人になりたい!」という気持ちから、それぞれ書きたい文字を決めました。次に立体コピーで浮き出た文字を触って大きさや文字の形を理解します。手のひら全体を使って大きさを把握したり、指を使って文字の形を認識します。

【写真】文字の形を確認する生徒

次に書初めの基本となる道具の確認をします。「筆」はもちろん必須道具ですが、書くために必要な「半紙」や「墨汁」も大切です。半紙は手触りで表面を確認します。そして、すぐに墨汁を使用するのではなく、「硯」と「墨」を使って、色の濃さを確認します。また「文鎮」がないと、筆と紙が引っ付いてしまい、きれいな文字が書けなくなってしまうことを確認します。もちろん「下敷き」も重要です。

いよいよ書初めです。慣れない筆の使い方に苦戦しながらも、気持ちを落ち着かせて、真剣な眼差しで取り組む生徒の姿がありました。その空間は、2人にしか出せない静寂の時間でした。1時間、試行錯誤し、生徒の個性を映し出すかのような立派な文字が完成しました。完成した文字は乾燥させ、触ってわかる状態にするため立体コピー機にかけます。

【写真】生徒の書初めが掲示された職員室前の掲示板

完成した文字は、職員室前の掲示板に貼ってあります。立体的に浮き出ている文字なので、是非みなさんも触ってみてください。太さやかすれた文字にも注目してくださいね。

【写真】立体コピーで浮かび上がった文字

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