12月11日(月) 普通科2組1年1名が京都ガーデンパレスにて行われた令和5年度「京しごと技能検定【接客】」を受検しました。盲学校の生徒として初めての参加となる接客検定ですが、進路学習を進める中で、「人と関われる仕事がしたい」と本人の希望があり、接客検定の話をすると「受検したい」と意気込んでくれて、受検することとなりました。
2組では今年度、文化祭での販売活動や、外部の連携機関での出店等を通して接客の経験を積んできました。正しい言葉遣いや、適切な身だしなみ等、接客をする上では欠かせない事柄です。

当日、検定前にパントリーの位置やテーブル・おぼん・その他備品の形状を確認します。また、本人の見え方を考慮しつつ、会場内の動線を確認して、受検する際の注意点を最終確認します。普段の練習との違いとして、パントリーの大きさや、おぼんに滑り止めがついていることに気が付き、丁寧に確認する姿がありました。

本番では、緊張しながらも無事に接客を終えることができました。その後、お客さん役としても参加し、検定を終えました。終わった後、「緊張したけど、全部できました」と本人は手ごたえを感じているようでした。結果は後日届きます。

当日に至るまで、接客とは何かを考えながら、練習を重ねてきました。接客の基本である「身だしなみ」や「言葉遣い」をはじめ、「表情」「挨拶」「立ち振る舞い」等、非常に多くの要素が必要となってきます。もう1ランク、ステップアップするために、「笑顔」や「距離感」を意識して、次年度に向けて取り組んでいってほしいと思います。