衛生学・公衆衛生学では、社会の人々の健康増進、疾病の負担軽減、健康水準の格差の是正等、施術者として幅広い事柄に対処するために必要な知識を学びます。
今回はそのうちの1つである「健康日本21」について少しお話します。健康日本21は21世紀の国民健康づくり運動として、当時の厚生省(現厚生労働省)が2000年に策定したもので、2024年には健康日本21(第三次)が出されました。これまでの取り組みで、国民に広く健康への意識が浸透し、健康寿命の延伸、三大生活習慣病といわれる「がん・心疾患・脳血管疾患」の年齢調整死亡率の減少等、一定の効果が出ている一方で、健康格差の拡大やメタボリックシンドロームの該当者やその予備群が増加している等の課題も明らかになりました。
こういった課題に対して、地域包括ケアの一端を担う理療がどのように関わっていくことができるか考えていくことも大事なことだと思います。

