「よむよむ」による朝の読み聞かせ

図書室
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1年生

『ひぐま』

あべ弘士/作 ブロンズ新社

赤や黄に色づく秋の山で、ひぐまが木の実やくだものをもくもくとたべています。やがて雪がふりはじめ、あたりはしずかなぎんいろの世界に。山がいちめんの雪景色となったころ、どこからかひぐまのあかちゃんの声が聞こえてきました。ちいさなあかちゃんは、暗いあなのなかでかあさんのおっぱいをたくさんのんでこぐまとなり…新しい命は、春のおとずれとともに光あふれる世界へととびだしていきます。

最近、毎日のようにニュースに登場するクマのおはなしなので、興味を持ってくれたようです。
みんな、とても静かに聞いてくれていました。

2年生

『かぼちゃスープ』

ヘレン・クーパー/作 せな あいこ/訳 アスラン書房

森の中の家に、ねことりすとあひるの三人が、いっしょに住んでいた。 三人が、毎日決まった手順で作るかぼちゃスープは、世界一の味。 ところがある朝、あひるが「ぼくがスープをかきまぜる!」と言ったから、三人は大げんか。ついに、あひるは家出した。 三人の友情と、スープの味はもとに戻る?

おはなしがはじめての子は「このあと、きっとこうなるで」と展開を予想しながら、知っている子は「あ、そろそろや」と待ち構えながら聞いてくれていました。

『ほしじいたけ ほしばあたけ』

石川基子/作 講談社

きのこの里に大事件!ほしじいたけとほしばあたけは、体を張ってなかまのきのこを助けるのですが……。驚きいっぱいの楽しいお話。

始まる前はにぎやかにしていた子どもたちですが、きちんと静かに聞いてくれて、おはなしの内容にもたくさん反応してくれていました。

3年生

『フンころがさず』

大塚健太/作 高畠 純/絵 KADOKAWA

ボクがフンをころがしていることをみんなは変だという。だから、ボクはフンをころがさないことに決めた。でも友達のキツツキさんは言った。「君はフンをころがすからフンころがしなんだ」って──。

キラキラした目で見つめ、しっかりと聞いてくれていました。

4年生

『モリス・レスモアとふしぎな空とぶ本』

ウィリアム・ジョイス/作・絵 おびか ゆうこ/訳 徳間書店

本をこよなく愛する青年モリス。ある朝、突然はげしい風が吹きあれ、町もモリスも、みんな吹きとばされてしまった!すべてをうしなったモリスが、ふしぎな空とぶ本にみちびかれてたどりついたのは、本たちのすむ館だった…。

みんな静かに聞いてくれていました。

5年生

『はたらく製本所(写真絵本はたらく)』

吉田亮人/写真 矢萩多聞/文 創元社

朝から晩まで、ひとつの職業の人にはりついて、その仕事や暮らしぶりを見つめてみた。
大人と子どもがともに読みながら「はたらく」ことの意味を考えるあたらしい写真絵本シリーズ。

埼玉県にある製本所「松岳社」ではたらく笠井瑠美子さんの一日。紙を折る人、切る人、あわせる人、綴る人、運ぶ人……製本工場はおおきないきものみたい。『広辞苑』から『はてしない物語』まで数多くの本をつくってきた製本所の静かなドラマ。

勤労感謝の日にちなんで読んでくださいました。
しっかりと集中して聞いてくれていました。「はたらく」ことについて、それぞれ思いを巡らせてくれているといいなと思います。

6年生

『アヒルだってば!ウサギでしょ!』

エイミー・クローズ・ローゼンタール、トム・リヒテンヘルド/作 今江祥智/訳 サンマーク出版

あなたには、どっちに見える!?全米で大人気のゆかいな「だまし絵」絵本。
見ようとすればするほどアヒルにもウサギにも見えてくる、有名なだまし絵をモチーフにしたユニーク絵本。「アヒルだってばァ!」「いンや、ウサギでしょ!」――「同じものを見ていても、見え方は人によってそれぞれ」という、ついつい忘れてしまいがちな大事なことを思い出させてくれる絵本です。

女子はアヒル派が多め、男子はウサギ派が多めで、半々くらいに分かれました。楽しみながら、聞いてくれていました。

『ぼくって、ステキ?』

ファン・インチャン/文 イ・ミョンエ/絵 おおたけ きよみ/訳 光村教育図書

授業中、隣の席の女子が「すてき」と、つぶやいた。え、それって、ぼくのこと⁉︎ 言われてみれば、ぼくってけっこうステキかも?でも、ステキって、どういうことだろう……?思春期一歩手前の男子の気持ちを生き生きと描く。

みんな内心ドキドキしながら(?)、静かに聞いてくれていました。

※あらすじは出版社の内容紹介を引用または参考にしています。

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