1年生

『あしにょきにょき』
深見春夫/作・絵 岩崎書店
あやしいセールスマンから大きなそら豆を買った、美食家のおじさん。大きなそら豆を食べたおじさんの左足がどういうわけか、にょきにょきのびだし、家の外ヘ!林をぬけ、森をぬけ、街までのびて…。
『まどをあけたあとで……』
ウィルヘルム・シュローテ/作 ほるぷ出版
窓の外には満月と2つの星が輝いています。想像をふくらませてみると……だんだんとカバの顔に。雨がハチに、三日月と星がネコに、雲がワニに……。想像することの楽しさを教えてくれる、文字のない絵本です。
しっかり集中して、楽しんで聞いてくれていました。
2年生

『ギリギリオニギリーズ』
玉田美知子/作 キッチンミノル/撮影 白泉社
今日は、おにぎり界のNEWスターを見いだすオーディションの日。
「ギリギリオニギリーズ」のメンバーになるべく、てんむす、はんぺんのバターやき、スパムむすびたちが面接にやってきますが……。ギリギリのラインでせめぎあうキャラクターたちがかわいい、写真絵本です。
子どもたちは、好きなおにぎりを教えてくれました。梅やお赤飯など「渋い」ものも好きな子が意外と多いようでした。にぎやかに楽しく聞いてくれていました。
3年生

『おたからぱん』
真珠まりこ/作・絵 ひさかたチャイルド
「おたからパン」という、おいしいパンやさんがありました。ある日、ひとりの男が「おたからがたくさんありそうだ」とどろぼうに入りますが、店の親方に見つかってしまいます。親方は男に言います。「たからがほしいならここではたらけばいい。どろぼうなんかもうやめろ。」
こんがり焼けたまんまるのパンがとってもおいしそうで、興味を持って聞いてくれていました。最後のオチにみんなで笑いました。
4年生

『おだんごスープ』
角野栄子/文 市川里美/絵 偕成社
ひとりぼっちになったおじいさんは、はじめておだんごスープをつくりました。スープができたとき、ドアの外で小さな足音がしました。
おばあさんを亡くして元気のなかったおじいさんが、だんだんと元気になっていく様子が部屋の中の様子の変化とともに描かれています。子どもたちも絵の変化に気づいて、のぞき込みながら聞いてくれました。
5年生

『ぜつぼうの濁点』
原田宗典/作 柚木沙弥郎/絵 教育画劇
ぜつぼうに仕える濁点の「”」は自分がいるから、主人が絶望するのだと新たなご主人をさがしに旅に出ました。濁点は新しいご主人のひらがなに会える!?
言葉遊びの要素も含みつつ、哲学的で少し難しい文章でしたが、集中して一生懸命聞いてくれていました。
6年生

『クマダさんのどんぐりコーヒー』
はやしますみ/作 アリス館
引っ越した町に馴染めず、家から出られなくなってしまったクマダさん。ある日、どんぐりコーヒーを淹れてみると、良い香りが広がりました。すると、喫茶店と勘違いした近所の人が、ガチャリとクマダさんの家に入ってきて…。
静かにしっかりと聞いてくれていました。くすっと笑い声が聞こえる場面もありました。
※あらすじは出版社の内容紹介を引用または参考にしています。
