1年生

『おつきさまのパンケーキ』
真珠まりこ/作・絵 ほるぷ出版
おつきさまをながめていたら、あれれ?とろとろ、とろーり。月がたれてきたよ。それをフラインパンに入れて、バターもいれて、ジュージュージュージュー。ひっくり返してまたジュージュー。なんとおつきさまのパンケーキができちゃった。空からたれてくるおつきさままで美味しそうな、ふしぎな食べ物絵本です。
「パンケーキ大きい!」、「おいしそうー!」とかわいい声が聞こえてきました。
『ねずみくんとおんがくかい』
なかえよしを/作 上野紀子/絵 ポプラ社
ペンギンさんが「ぼくのおんがくかいでトランペットをふいて」と、ねずみくんに頼みました。でも、ねずみくんはがんばってもトランペットが吹けません。
そこでねずみくんは、ねこくんのシンバルと取りかえてもらおうと頼みましたが、「きにいっているからだめ」と断られてしまいます。
たぬきさんのたいこも、ライオンさんのバイオリンも、くまさんのハープも、みんなねずみくんにはできません。ぞうさんの、おおきなグランドピアノも…。ところが…!
だいじょうぶ、ねずみくんは、ちゃんと音楽会に参加できましたよ。
先週金曜日に小学校で行われた音楽祭に合わせて、読んでくださいました。
最後の場面で「ねずみくんどこにいる?」と尋ねると、元気に答えてくれました。
みんな楽しく聞いてくれていました。
2年生

『さるかにがっせん(紙芝居)』
長崎源之助/文 若菜 珪/画 教育画劇
みなさんご存じの昔話を、紙芝居で迫力満点に読んでくださいました。ユーモラスでかわいらしい絵と、聞き手への問いかけを交えたお話が魅力的な紙芝居です。
さるがやられるたびに、わーわーと楽しげに反応していました。
みんな元気に、しっかりと聞いてくれていました。
3年生

『どろぼうねこのおやぶんさん』
小松 申尚/ぶん かのう かりん/え 文芸社
町の商店街をなわばりにしている猫がいます。魚屋さんとは顔なじみです。あるとき電気屋さんのテレビから天気予報が聞こえてきました。「今日の天気はあなたの町だけ晴れのち『さんま』…」。商売ができなくなると困った魚屋さんは、猫に助けを求めました。猫は泥棒の親分です。町中から仲間の猫を集めて…。第18回えほん大賞ストーリー部門大賞受賞作品です。
以前より、落ち着いてしっかりとお話を聞けているように感じられました。
読み聞かせの後、「本当に魚が降ってきたことがあるよ。」と話すと、びっくりしていました。
4年生

『すみれ島』
今西祐行/文 松永禎郎/絵 偕成社
太平洋戦争ののち、南の海の小さな島に、ひっそりすみれが咲きました。…特攻に散った若者達と小学生の交流を愛情をこめて描いています。
とても静かに、集中して聞いてくれていました。
5年生

『たぬきのばけたおつきさま』
西本鶏介/作 小野かおる/絵 鈴木出版
心やさしいたぬきの男の子が、大好きなたぬきの女の子のためにしたこととは…。心温まる絵本です。
昔話や童話ではたいてい悪者にされるたぬきですが、心やさしいたぬきもたくさんいるはずだと作者の西本鶏介さんは考えて、このお話を書かれたそうです。
子どもたちは、にこにこしながら聞いてくれていました。
6年生

『ワニになにがおこったか』
マリーナ・マスクビナー/原作 田中 潔/文 ヴァレンチン・オリシヴァング/絵 偕成社
アフリカワニのガーパは、かわいい子ワニが生まれるのを心待ちにしていました。ところが、卵から出てきたのは、なんと鳥のヒナ。驚きながらも現実を受け入れ子育てに奮闘するガーパ。ロシアの素敵なおとぎ話です。
長いお話でしたが、みんな静かに聞いてくれていました。
※あらすじは出版社の内容紹介を引用または参考にしています。