「よむよむ」による朝の読み聞かせ

図書室

1年生

『わたしのわごむはわたさない』

ヨシタケシンスケ/作・絵 PHP研究所

ゴミ箱のとなりに落ちていたわごむをもらった「わたし」。他の誰のものでもない、はじめての自分だけのたからものに「わたし」は想像がふくらみますが…?

人気絵本作家のヨシタケシンスケさん。この『わたしのわごむをわたさない』も好きな人が多いのではないでしょうか。くすっと笑えて、子どもから大人まで楽しめる作品です。

1年生のみんなにとっての「わごむ(じぶんだけのたからもの)」は何かな?と思いながら読んで下さったそうです。とっても静かに聞いてくれていました。

2年生

『オニのサラリーマン じごくのしんにゅうしゃいん』

富安陽子/文 大島妙子/絵 福音館書店

人間の世もオニの世も社員不足はみな同じ、ということで社員を募集したところ、鬼ヶ島出身のオニタローくんに羅生門出身のオニマロくん、男鹿半島出身のナマハゲくんが“じごく”に入社してきました。一般常識テストに職場体験、そして三途の川のお掃除もして、新オニ研修が終われば歓迎会が待っています。隠し芸を披露する新オニたちに、先輩オニたちもオニ太鼓でお返しです。

新学期がはじまって、2か月弱が経ちました。ちょっと疲れが出てくるころかなと思いますが、地獄の新入社員の愉快なお話を聞いて元気が出たらいいですね。みんな楽しく聞いてくれていました。

3年生

『アヒルだってば!ウサギでしょ!』

エイミー・クローズ・ローゼンタール、トム・リヒテンヘルド/作 今江祥智/訳 サンマーク出版

見ようとすればするほどアヒルにもウサギにも見えてくる、有名なだまし絵をモチーフにしたユニーク絵本。「アヒルだってばァ!」「いンや、ウサギでしょ!」――主人公達がお互いの主張を通そうと必死になって言い合いますが、なかなか決着がつきません。すると…?

子どもたちも「アヒルや!」、「やっぱりウサギや!」、「いや、なんか違うものに見える!」などと楽しんでくれていました。

『たぬきのばけたおつきさま』

西本鶏介/作 小野かおる/絵 鈴木出版

心優しいたぬきの男の子が、大好きなたぬきの女の子のためにしたこととは…。心温まる絵本です。

みんなにこにこして聞いてくれていました。優しい気持ちって人にうつるんですよね。読み手のよむよむさんもうれしくなったそうです。

4年生

紙芝居『うみにしずんだおに(松谷みよ子民話珠玉選)』

松谷みよ子/脚本 二俣英五郎/画 童心社

海が荒れて人がさらわれるとなげく村人の話をきいた鬼の親子は、あらしの朝、大岩をかついで海に入っていき…。

久しぶりの紙芝居です。悲しいストーリーに、みんな静かに聞き入っていました。

5年生

『おとうさんのちず』

ユリ・シュルヴィッツ/作 さくまゆみこ/訳 あすなろ書房

作者の、画家として歩み始める原点を描いた自伝絵本です。戦争で故郷を追われ、過酷な暮らしを
していた時期、父親の持ち帰った世界地図が少年だった作者にパン以上のものを与えました―。

想像することのすばらしさが伝わってくる作品です。

6年生

『タケノコごはん』

大島 渚/文 伊藤 秀男/絵 ポプラ社

『戦場のメリークリスマス』などで知られる世界的映画監督の大島渚さんが、自身の子どもに語った自らの戦争体験を絵本にしたものです。ぼくと、戦争でお父さんを亡くしたさかいくんと先生の交流を描いています。さかいくんに「先生、戦争なんかいくなよっ」と言われた先生の表情が、とても心に刺さる作品です。

みんな一生懸命に聞いてくれていました。

※あらすじは出版社の内容紹介を引用または参考にしています。

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