1年生

『すいかのたね ばばばあちゃんのおはなし』
さとう わきこ/作・絵 福音館書店
ばばばあちゃんが、すいかのたねを庭にまきました。それを見たねこが掘り出してしまいますが、ただの種だったので「つまらない」と庭にうめもどしてしまいます。いぬ、うさぎ、きつね、ばばばあちゃんがみんなが同じことをしたので、とうとうすいかのたねは「いいかげんにしろ」と怒り出します。そんなたねを「大きくおなり」と、ばばばあちゃんが叱りつけたものだから、さあ大変。悔しがって勢いよく育ったすいかが、ぐんぐんつるを伸ばし始めたのです!
とても集中して聞いてくれていました。動物が出てくると「あっ、○○!」と声を出して、楽しんでくれていました。
2年生

『もじもじこぶくん』
小野寺悦子/ぶん きくちちき/え 福音館書店
恥ずかしがりやのこぶたのこぶくんは、アイスクリームを買いにゆきますが、もじもじしていてなかなか注文ができません。そこへ、ほかのお客さんがどんどん割り込んできてしまうので、こぶくんは、もっともっとどうしていいかわからなくなってしまいます。でも、偶然みつけた誰かさんのために勇気が出てきて…。
おはなしを聞いていると、アイスクリームが食べたくなってきますね。
美山にはアイスクリームを食べられるお店がたくさんあるね!と話してくれました。
3年生

『なんのいろ なつ』
ビーゲン セン/作 永井郁子/絵 絵本塾出版
きいろ、みずいろ、ふしぎないろ…組み合わせるとなんになる?
ひまわりに、海に、すいかに…夏らしいものがたくさん出てくる、楽しい絵本です。
「なんのいろ?」とたずねると、元気な声で答えてくれました。
『まあ、なんてこと!』
デイビッド・スモール/作 藤本朝巳/訳 平凡社
ある朝、少女の頭にツノが生え、一家は大騒ぎ。でも本人は大はしゃぎ。アメリカ絵本界の最高峰、コールデコット賞受賞作家が描く、ユーモアいっぱい、奇想天外なおはなし絵本です。
楽しんで聞いてくれていました。オチには、みんな「またー⁉」と驚いていました。
4年生

『ソフトクリームのソフトさん』
苅田澄子/作 大島妙子/絵 小学館
ソフトクリームのソフトさんは、「おかしまち」のスイート商店街で靴屋さんを営んでいます。
ある日、お店にやってきたお客のケーキさんが、頭に乗っけていたイチゴをどこかに落としたと大騒ぎ!やさしいソフトさん、イチゴを探しに行くことになりました。でもソフトさん、外は太陽が照りつけるいいお天気ですよ。どうする?どうなっちゃう?がんばれソフトさん!
好きな夏のおやつを聞くと、「すいか!」「かき氷!」「アイスクリーム!」と答えてくれました。好きなアイスクリーム(ソフトクリーム)のお話ということもあり、興味を持って聞いてくれていました。
5年生

『地球がうみだす土のはなし』
大西 健夫・龍澤 彩/文 西山 竜平/絵 福音館書店
土の原料は火山灰や岩石ですが、それだけでは土になりません。とけだした成分がねん土になり、そこに生きもののかけらやフンなどがまざって、少しずつ変化して……長い長い年月を経て、ようやく土がうまれます。植物は土に根をはり、水や養分をすいあげます。成長した植物は、多くの動物の食べ物やすみかとなります。命を終えた生きものは、やがて土の一部となります。土は多くの生きものの命を育み、巡らせているのです。
少し難しい内容でしたが、一生懸命聞いてくれていました。土ができるまで100万年かかることもあると聞いて、子どもたちは驚いている様子でした。
普段、おはなしの絵本を読むことが多いと思いますが、科学絵本や社会絵本にも触れてみて欲しいなと思います。
6年生

『学校ななふしぎ』
斉藤 洋/文 山本 孝/絵 偕成社
学校に夜いってはいけません。もし、いくとね…。「トイレの花子さん」他おなじみの学校の怪談に創作怪談を加えた7編のショートショート絵本。
「怖い話は大丈夫?」と何度かたずねて、みんな大丈夫とのことで読んでくださいました。ニヤニヤしながら聞いている子もおり、楽しんでくれていたようです。
『たれてる』
鈴木のりたけ/作 ポプラ社
ドーナツにチョコレートをかけて…。あれ、ちょっとかけすぎじゃない?
も~っ!たれてる、たれてるって!たれ続けるチョコレートは、いったいどうなるの!?ページをめくるたびに驚きと笑いが生まれる、子どもも大人も楽しめるユーモア絵本です。
『あげる』
はらぺこめがね/著 佼成出版社
カラッ サクッ ジュワー……。「あげる」音は、聞くとおなかがすいてくる、とびっきりイカす音。からあげに、かきあげに、コロッケ、とんかつ! おいしいあげものが大集合。人気イラストユニットがライブ感たっぷりにお届けする、おいしい絵本。
怖い話から空気を変えるため、残りの時間はユニークな絵本を読んでくださいました。
楽しみながらしっかりと聞いてくれていました。
※あらすじは出版社の内容紹介を引用または参考にしています。