「よむよむ」による朝の読み聞かせ

図書室

1年生

「あきといえば」
作)新井洋行  アルファポリス


秋といえば紅葉、紅葉といえば真っ赤っか、赤といえば赤とんぼ、赤とんぼといえば……と連想して次々と秋と秋がリズムよくつながっていきます。やっぱり、キノコやさんまやお芋など食べ物がでてくると一段と盛り上がりますね! 絵もとてもかわいくて、おおきく開くと表紙が一つのキノコの絵になっていることにも気づいて大喜びでした。

2冊目が
だんごむしまつり」
作)山﨑おしるこ  KADOKAWA


人気クリエイター芸人、山崎おしるこさんの絵本デビュー作とのことです。
だれでも知っているだんごむしですが、実はさまざまな種類がいるんですって!
赤い目をした白いやつ、しましま模様のおしゃれなやつ、トゲトゲしている危ないやつ、お寿司のたまごみたいなやつ等々。みんなのお気に入りはどれかな?そして、あらわれたほうせきみたいにきれいな青い色のだんごむし。でもそれには理由があったのです…。きっとみんなのこころにも、いのちのかがやきと優しい気持ちが伝わったことでしょう。


2年生

めっきら もっきら どおんどん」
作)長谷川 摂子  
  福音館書店

かんたがめちゃくちゃに歌った”めっきら もっきら どおんどん”。それにこたえる声に誘われ、お宮にある大きな木の根っこの穴をのぞき込んで、落ちたところには、へんてこりんな3人組“もんもんびゃっこ”“しっかかもっかか”“おたからまんちん”がいて、かんたは仲良しになり、時のたつのを忘れて遊び回り、夜になってしまいます。遊び疲れてねむった3人のそばで、心細くなったかんたが「おかあさん」と叫ぶと……。
”めっきら もっきら どおんどん”の言葉の響きがここちよく、みんなも気に入ったようです。なんといっても、へんてこな3人組さえもとりこにするのですから。残念ながらかんたは忘れてしまったみたいですが、みんなは思い出せるかな?


3年生

「もりのかくれんぼう」
作)末吉 暁子    偕成社 

家へ帰る途中、ケイコは見知らぬ森にまよいこみ、動物たちとかくれんぼをします。秋にピッタリの森の風景のなか、隠された絵を見つけながら、ビッグブック(大型絵本)で読み聞かせていただきました。大きな本でみんなで一緒に何が書かれているのかを探せたので、とても楽しむことができたようです。


4年生

「ピアノ」
作)いせ ひでこ    偕成社 


新しい家にひっこして、るすばんをしていたのんちゃんは、クローゼットの中でトイピアノをみつけました。今はもういないおとうさんが、5歳の誕生日に買ってくれたものです。のんちゃんは、「ラ」の音が鳴らないことを思いだしましたが、ひさしぶりに、おとうさんにならった「カノン」という曲をひいてみました。すると、引っ越してきた時から気になっていたとなりの森から、ピアノの音が聞こえてきたのです。のんちゃんのひく「カノン」とおなじメロディです。思わずトイピアノをもって森に向かうのでした。
初めは少し寂しさも漂うお話でしたが、森に入って行ってからの不思議な展開と、ピアノの音が聞こえてくるかのよう音楽のすばらしさに引き込まれ、静かに聞き入っていました。


5年生

「ふゆじたくのおみせ」
作)ふくざわ ゆみこ   福音館書店


おおきなクマさんとちいさなヤマネくん。ある日ふたりのところに「ふゆじたくのおみせ」からのダイレクトメールが届きます。このお店は森のみんながふゆじたくをするためのお店、どんぐりのお金で品物を買います。クマさんとヤマネくんをはじめとして、森のみんなは目をつけた品物を買うため森の中へどんぐりをさがしに散っていきます。贈り物をするときの相手への思いが、ページがめくるたびにひしひしと伝わってきます。
お互いを大切に思いあう気持ちが、みんなの心に静かに染み渡っていきます。仲間がこれだけは残しておいてほしいという温かい気持ちが、心に残ったようでした。


6年生

「こしたんたん」
作)りとう ようい   絵本館


ほんとうにおそろしそうなトラですが、息をひそめて 「こし(虎視)たんたん」とねらっているのですが、かんじんなところで・・・?
トラの表情から目がはなせないほど気をとられ、落ちで笑うことも忘れてしまったようでした。

2冊目は
「おおにしせんせい」
作)長谷川 義史   講談社

1時間目のはじめ、おおにしせんせいが「きょうはいちにち図画工作」といいだした。ふでや、ふであらい、パレットの使い方も、いままでとぜんぜんちがう。さっさと絵をかいて友だちと遊ぼうと思っていたぼくは、先生のことばで廊下に真剣に向き合い、廊下を心で感じて絵を描くのです。
やっぱりみんなもこの廊下の場面が心に残ったようです。さあ、次の図工の時間が待ち遠しいですね。

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