「よむよむ」による朝の読み聞かせ

図書室

1年生

1冊目は
「かぜビューン」
作)tupera tupera    Gakken


風がビューンとふいたらどうなる…? どうなるか想像するのが楽しい仕掛けがいっぱい!ページがめくられるたびに子どもたちは大喜びでしたが、一番人気は意外にも最初に出てくる『鼻水』だったようです。

2冊目は
「はやしでひろったよ」
写真)亀田 龍吉   ひさかたチャイルド


秋になると、きれいな色の落ち葉やいろいろな種類の木の実を拾うことができます。それらがどこからきたのか、どうやってできたかが美しい写真でみることができます。さまざまな木の実、ドングリ、マツボックリ、風で運ばれる種などの形にも着目! 拾った落ち葉や木の実を使った遊びものっています。自然と触れ合うのはたのしいですね。


3冊目は
「どんぐりころころそのあとは」
作)志村 まゆみ   新日本出版社


あの「どんぐりころころ」の歌の後には、どんな続きがあるのか考えてみたことありますか?泣いてドジョウを困らせたどんぐりは、こいしいお山へ帰れたのでしょうか?
歌いながら読み聞かせていただきました。思わぬ展開にびっくりしながらも、楽しんでいました。

4冊目は
「びっくりまつぼっくり」
作)多田 多恵子   福音館書店

実は、まつぼっくりにはふしぎなことがいっぱいあるのです。種がくるくる回るのって知ってました?晴れの日開いたり、雨の日閉じたり、大変身したりもします。『びっくりまつぼっくり』も実物を見せていただきました!、みんなも作ってみたくなったのではないでしょうか?


2年生

1冊目は
「なにをたべてきたの?」
作)岸田 衿子   佼成出版社


大型絵本で読み聞かせていただきました。
しろぶたくんがりんごとレモンとメロンとぶどうをペロリと食べてしまいました。さて、最後に石けんを食べると……
「次は何色だと思う?」という問いかけに「信号みたいだから…緑かな?」など絵をよく見て、反応よく返していました。

2冊目は
「しんごうきピコリ」
作)ザ・キャビンカンパニー   あかね書房

信号が青に変わったら、車はどうするかな? とパトカーが信号機の色を見ながら話をします。ところが、ピコリ! 信号機がとつぜんピンク色に変わりました。なんと車は、さかだちをしなければいけません。信号機がどんどんめずらしい色に変わるたび、車たちにはいろんなことが起こります。ピコリは何色光るのでしょう? 信号機のルールのお話かと思いきや、ふしぎな信号機のピコリに、パトカーと車たちがふりまわされます。
1冊目の「なにをたべてきたの?」と信号機つながり?いつもはない色に変わるたびに「車はどうするかな?」とみんなは最後まで食い入るように本の世界に引き込まれていました。


3年生

「へっこきよめ」
監修)香山 美子   教育画劇 


「『へ』って何かわかる?でないと困るで」から始まって、紙芝居で楽しく読み聞かせていただきました。
きれいで優しくてよく働くおよめさんの秘密はとっても大きい「へ」をすること。「へ」が原因で、およめさんは里に帰されることになります。しかし、道中でその「へ」は、村の人をたすけ、船頭さんを助け、殿さまを助け、最後には夫婦に大きな幸せをもたらします。
おならが人の役に立つこともあるんですね。「ひみつ」が、見方を変えれば「じまん」に変わる心温まるお話です。何度聞いても「ブッ プ プーッ」となるおならの音に笑いこぼれ、軽妙な語り口にも魅せられて、最後は思わず拍手が送られました。 


4年生

「あらしのよるに」
作)木村 祐一   講談社

一世を風靡し、小学校の国語の教科書に掲載されたり、映画化されたり、はたまた歌舞伎にも・・・。あまりにも有名な作品ですが、意外と初めて出会う子も多かったようです。
雨が轟々と叩きつける嵐の夜、白いヤギと脚をケガしたオオカミが小屋で出会ってしまいます。風邪で鼻も利かず、お互いの姿も見えないため、ヤギは相手をヤギと、オオカミは相手をオオカミだと思い込むのでした。勘違いしたまま二匹は話を続け、やがて意気投合します。『あらしのよるに』を合言葉に、また会う約束をするのです。
すっかり引き込まれているようすでした。どうなるのか続きが気になって、読みたくて仕方がないのではないでしょうか?続きは学校にもありますよ。


5年生

「安じいのいろり夜話」
語り手の大萱安雄さんが制作されました

「わしゃ美山で生まれ育って77年と6か月、美山が大好き、今日来てくれとる皆さんが大好きな『語り部 安じい』じゃ。どうぞよろしゅう頼んます。」ではじまるご自身で創作された、今では珍しくなった『いろり』をめぐる時代の移り変わりについてのお話を聞かせていただきました。
昔はいろり端は家族のだんらんの場所であったのが、テレビが出現してからはすっかりそのだんらんが失われてしまっています。
「いろりの周りで多くの家族がわいわいがやがやとにぎやかやった、テレビのない時代を懐かしく思うのは、わしだけじゃろうか…。」という言葉で締めくくられました。
子どもたちからは
「話し方が素敵だった。」
「時代の変化を考えさせられた。」などの感想が聞かれました。


6年生

「おかあちゃんがつくったる」
作)長谷川 義史   講談社


ぼくが欲しがったものは、なんでもミシンで作ってくれるおかあちゃん。ぼくのことで一生懸命なのはうれしいけれど、でも、ちょっとかっこわるいなあと思ってしまう。ある日ぼくが口にしまったことで、思わぬ展開となります。優しくて、明るくて、強いおかあちゃんがとびっきりステキです!

子どもたちが大好きな長谷川義史さんのお話です。今週も、すっかり引き込まれていました。心がほんわかと温かくなったことでしょう。

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