第3学期始業式 式辞

第3学期始業式式辞

令和6年1月9日(火)

 

皆さん、おはようございます。

3学期の始業式に当たり、最初に1月1日に起きた、「令和6年能登半島地震」でお亡くなりになられた方々、被災され今なお避難生活を余儀なくされておられる方々へ、お悔みそしてお見舞い申し上げます。そして、1日も早い復興を皆さんと共にお祈りしたいと思います。また1月2日に羽田空港で起きた航空機の接触事故や3日にも福岡県で大きな火事がありました。本当に大変な令和6年のスターとなってしまいましたが、今年の大変なことは、これで終わってほしいと願っているところです。

 

さて、皆さんは大変長かった2学期の疲れを癒し、新しい年を迎えて、「今年は、これをがんばろう」、「こんな年にしたい」など新たな目標をもったことと思います。

 

その1年のスタートとなる3学期、暦の上では新しい年の始まりですが、学校における3学期は、令和5年度のまとめ、しめくくりの学期、そして、次の新しいステージにつなげるための学期でもあります。よく来年度に向けての「0学期」とも言われます。

1年生は尊敬される先輩になるために、2年生は生徒会活動を引き継ぎ、4月にある修学旅行の成功に向けて、そして3年生は希望進路の実現に向けて、この大切な学期をどのように過ごすのか、皆さんの頑張りを楽しみにしています。

特に3年生にとっては、卒業の日まで今日を入れてあと47日間の登校です。よく「受験は団体戦」と言われます。今の高校入試制度では最後に試験を受けるのは個人個人です。しっかり体調を整え、集中して試験に臨むのは大切なことですが、その前日までは同じ教室で学び、同じフロアで過ごします。その学年の雰囲気・作り出す環境が受験の結果を大きく左右します。もうすでに希望進路を実現した人もいますが、最後まで試験に臨む人がいることを意識し、思いやりの気持ちを大切にしてください。それが3年間つながりを深め、共に学び、高め合ってきた学年の集大成であると思います。1・2年生はその姿を観ることで、3年生のすばらしさを引き継ぎ、学年の力を高めてほしいと思います。

 

結びに、今年は辰年です。上り龍のように勇猛果敢にいろいろなことにチャレンジし、自分のえがく夢の実現に向けて、強く踏み出してほしいと思います。そして、社会人へ近づいていることも意識し、いつも話している「つながる力」を身に付けるとともに、2学期終業式で話した「信頼される大人になる」ための立ち振る舞いも考えられるようになってください。

令和6年度に向けて、良いスタートが切れることを願い、第3学期始業式の式辞とします。

峰山中学校  校長 上田 隆嗣 

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