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京都府立京都八幡高等学校

北キャンパス

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南キャンパス

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教育内容

介護福祉科では国家資格「介護福祉士」の資格取得を目指しています。介護福祉士は、高齢者施設等の事業所において医師や看護師の指示のもと、医療的ケア(喀痰吸引、経管栄養)を行うことができます。そのため、授業において医療的ケアを学ぶことが必修となっています。この日に行われた校内介護実習では、昨年度、医療的ケアの基本研修を終えた3年生が2年生の指導役として学び合う合同授業を行いました。3年生は、他者に教えることの難しさを感じながらも、昨年同じ悩みや苦労をしてきたからこそできる適切なアドバイスを行っていました。また、2年生は普段の学校生活とは違った、先輩の厳しくも優しいアドバイスを真剣に受けとめ、とても温かい雰囲気で充実した内容の校内介護実習となりました。

 

介護福祉科3年生が、「校内介護実習」で入浴介護を行いました。どのように介助すれば安心安全に入浴していただけるのか、生徒が援助者と利用者の両方の経験をする実習の授業により、しっかりと確認できました。入浴介助では、「浴室はとても滑りやすく、利用者の自立を支援するためにどこまでお手伝いして良いか考える機会になった」、「浴室の湯気とフェイスシールド内の湿気、事故を起こしてはならないというプレッシャーでとても疲れた」といった実習ならではの学びの実感と緊張感を経験することができました。また、利用者の立場でモデルとなることで、「他の人に身体を洗ってもらう時は恥ずかしかった」、「身体を洗っている時や肩がお湯から出ているととても寒かった」といった、相手の立場に立って考えることの大切さに、あらためて気付くことができました。

 

今年度は、新型コロナウイルス感染症により、福祉施設での校外介護実習を中止せざるを得なくなりました。そのため、介護福祉士国家試験受験資格取得に必要な介護実習を、特例措置により校内で実施しています。臨時休校が解除になったあとも、3密を避けるため人形をモデルに実習を行っていましたが、手洗いと消毒の徹底、マスクとフェイスシールドによる感染防止対策を行い、久しぶりに生徒同士で介護実習を行いました。今後もソーシャルディスタンスを意識し、なるべく身体接触が少ない基本的な介護実習を行っていきます。