【校長室から】2学期の教育活動へのご協力、本当にありがとうございました。

令和4年のしめくくりにあたって

 本格的な丹後の冬の季節を迎えましたが、本日79日間にわたる第2学期が終了いたしました。
今学期もこれまで同様、新型コロナウイルスの影響を多く受けながらも、懸命に教育活動を進めてまいりました。夏以降、コロナ関連を含めた欠席や出席停止の生徒も増加し、なかなか全員が揃わない中での取組もありましたが、生徒同士が助け合い、声を掛け合いながら2学期を全力で走り抜けることができました。
整然とした構成美や規律の中にも和気あいあいと、みんなが「ほのぼの」とするような応援の声、そして感動に涙した体育祭。みんなで汗を流して励まし走り続けた駅伝の取組。ひたすら大好きなことに没頭した部活動など、今学期も数々の感動と奇跡が生まれたとともに、校外に向けても、スポーツ関連の栄誉ある記録や戦歴、訪問演奏や各種作文コンクールでの受賞など、本校生徒の輝く姿を数多く発信することができました。
2学期に実施した「総合的な学習の時間」では、地域の調査活動や職場体験、地域ボランティアなど、校外での活動を積極的に展開し、3年生はこれまでの取組を昇華させた「私たち、そしてふるさとに贈る未来への提言」をまとめました。活動の折には、地域の皆様に大変温かく対応していただき本当にありがとうございました。
さらには、本校生徒会が昨年度から立ち上げたSDGsの取組や、伝統ある「夏みかんの日」の取組を久美浜学園全体で盛り上げたとともに、11月7日には「くみちゅうSDGsミーティング2022」として、様々な学びの成果を再構築し、町内外に大々的に発信し、保護者や地域の方からはたくさんの高い評価をいただきました。
社会全体を見渡しましても、学習指導要領改訂に伴う新しい学力とキャリア形成の在り方、ジェンダーフリーや人権を尊重し多様化と共生を目指した改革の推進、入試制度改革の一層の推進や物価高騰などに対応した実効性のある子育て・家庭教育支援など、私たちが取り組まなければならない課題は山積しておりますが、保護者や地域の皆様のご支援を得ながら、私たち教職員一同、全校の生徒たちとともに「歩みを止めず」確実に前進してまいります。どうか変わらぬご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。
3学期、生徒諸君が元気な顔を見せてくれることを心待ちにしています。

令和4年12月23日
京丹後市立久美浜中学校
校長 藤原 哲也

終業式前日は、給食最終日でした

終業式前日に大雪の情報が…。ひょっとしたら明日の終業式の日に警報が出るかも。朝からずっと気象情報とにらめっこしておりました。
市教委から通信簿や配付物の前日配付の指示が来てからは学校中バタバタ。先生方の適切な対応で何とか予定通り流れました。
もし警報で休校になった場合は、追加情報や冬休みの連絡等をこのHPの『保護者の方へ(PW付文書箱)』に順次格納していきます。どうか閲覧よろしくお願いします。

21日…クリスピーチキン・野菜のソテー・にんじんポタージュ・ご飯・牛乳

22日…キャロットライスエビ入りソースかけ・ブロッコリーのサラダ・手作りXmasデザート・牛乳

2学期の給食が終わってしまいました。毎日毎日おいしい給食を作って下さった調理員さん方と栄養士の先生に感謝です。

生徒玄関前のツリーはピカピカ光ってます!

2学期最終週になりました。

裏山はすっかり銀世界

初雪が大雪となりました。朝の峠はマイナス4度、登校する生徒たちも大変でした。

巡回作品展で他中学校の作品を掲示

がんばれ久美中!

4日後の金曜日には終業式。2学期を気持ちよくしめくくってほしいです。

久美浜湾の虹と授業研
 
師走の昼下がり、久美浜湾に幻想的な虹の架け橋が。美しい…。久美中の3階廊下は最高のロケーションです。
ちょうど今、1年1組教室では久美浜学園連携部会の先生方による研究授業(数学)が行われています。図形の型紙を使ってグループで考え方の交流をしています。期末テストが終わってもみんな気を抜かず楽しみながら学習しています。 (12/2)
久美中版「おいしい給食」

それにしても久美中の給食は美味しすぎます。
調理員さんに毎日毎日250食もの給食を作っていただき、安心・安全はもちろん、見た目も味も最高の給食をいただいています。
今日のメニューは「卵のミートカップ」「ツナとキャベツのソテー」「ジュリエンヌスープ」とごはん、牛乳です。


コロナ対策でまだまだ全校一緒にランチルームでいただくのは無理ですが、生徒会の広報や給食部員による献立クイズ、先生方が見つけたみんなの良いところを紹介する「はーとほっと」のコーナーなどの給食放送を聞きながら、毎日おいしくいただいています。
小学校時代から「あたりまえ」に食べてきた給食も、3年生にとってはわずか。
様々な感謝を胸に「いただきます!」  (12/1)

師走…1年のしめくくりの月です。

12月の玄関のお花です

校門付近の紅葉も秋風に散り…

師走です。「師走」の語源には様々な説があるそうです。僧侶や先生が忙しく走り回る、「仕事仕舞い」の言葉が変化、数字の読み方だったシハスが後世に当て字されたなど…。にしても、忙しない年の瀬の様子を漢字で見事に表現しています。
期末テストも終わり、12/23の終業式までの登校日は20日を切りました。何かとバタバタしますが、久美中生諸君にはじっくりと2学期の成果について振り返ってほしいと思います。でも、自分と毎日付き合っているご本人には、なかなか前進面を実感できないかもしれません。ですから、しっかりと周りの人たちも肯定的な評価を提示してあげることが大切ですね。
「よし、来年もやる気満開で頑張るぞ!」になる三者面談…お忙しい中ですが、どうかよろしくお願いいたします。

久美浜一区自治会主催「本音トークで今後を考える会」
11/22 久美浜一区自治会主催の「本音トークで今後を考える会」に本校の生徒会副会長の池田君が参加させていただきました。
「『ここで暮らせてよかった』と言えるまち」をテーマにワークショップが開かれ、まさしく本音トークに参戦。本校が進めてきたSDGsや持続可能なまちづくりについての取組は今回のテーマにはピッタリ。これまでの中学校での成果を紹介しながら、地域の方とまちづくりについて語り合えるとても良い機会となりました。
今日から期末テストです
 
今日22日からは2学期末テストです。日頃から学校生活をエンジョイしながら勉強に部活動に頑張ってきた久美中生たちは、もちろんテストにも真剣勝負です。本校では本年度から単元ごとのテストを本格導入しており、それぞれの学びを整理し関連付けしやすいカリキュラムを整備してきました。高校進学はもちろん、将来社会に出て役に立つ確かな学力をどんどん積み上げていってほしいものです。校門近くの紅葉たちも日差しとともに温かく見守っています。頑張れ久美中生! (11/22)
ピカチュウ(!?)のような玄関のお花???
 
今日はまさしく「うらにし」の雨と寒さ。いよいよ丹後にも冬の到来が…。
久美中玄関には珍しい黄色の実をつけた生花が。
調べてみると、これは「ツノナス」別名「狐茄子」と呼ばれる南アメリカ原産の茄子の一種だそうです。鮮やかな黄色と葉の緑のコントラストに心が癒されます。
あいかわらずコロナに翻弄されている我が校ですが、職場体験や総合的な学習の時間の取組、秋季大会、駅伝大会、全国大会出場など、体育祭の成功以降も歩みを止めず、本当に皆本当に頑張ってきました。気が付けば2学期も1カ月とわずか…。何とか2022を全力で、そして全員で走り抜けたいと思っております。どうか引き続きご支援、ご協力をお願いいたします。(11/16)
今日はSNS講演会
今日は、久美浜学園にとってはおなじみになりました(株)NIT情報技術推進ネットワークの 篠原 嘉一 様を講師に迎えて、SNSに関する講演会を開催しています。スマートフォンやソーシャルネットワークに潜む危険性だけでなく、上手に使う法や設定などの危険回避の対処術などをレクチャーしていただきました。
そして今夜7時からは、保護者の皆さん対象のSNS講演会を高龍小学校で開催します。家庭でのSNS使用ルールや危険から子どもを守る具体的な方法など、最新の技術と情報に基づいて楽しくお話していただきます。ぜひご来場ください。(11/16)
玄関の生花が久美中の秋を彩っています


11月より、学校支援ボランティアの方に玄関の生花をお世話になることになりました。
身近な材料を使って、あっという間に見事な”久美浜の秋風“を校内に吹き込んでいただきました。
間もなく訪れる冬を耐え抜く草花の如く、我らが久美中生もさらに心を磨き、強く美しく育ってほしいです。

(11月8日)

 

今こそ新たな時代を生き抜く力を

 異常気象なのかこれが通常になったのかの区別もつかぬまま、猛暑・酷暑が続いた夏が終わりを告げようとしています。
今年度の第一学期は、新型コロナウイルスの第6波の間隙を縫って、久方ぶりに予定通りの日程での修学旅行や合唱祭を実施することができました。修学旅行では3日間の行程で、3年生67名全員が滋賀、三重、名古屋方面に旅行し、普段の学校生活では味わえない貴重なひと時を、かけがえのない仲間とともに過ごすことができました。様々な不安の中、笑顔で送り出してくださった3年生の保護者の皆様に心から感謝いたします。
5月に開催された市春季大会では、事情により断念せざるを得なかった仲間の思いを全校で共有し出場、6月の丹後ブロック中学校陸上競技選手権大会では、実に多くの生徒が延長練習に参加し、励ましあいながら多くの戦績を上げることができました。これらの成果と絆は、大きな襷となって夏の総体に繋がることとなりました。また、カヌー部も様々な大会で上位を占め、全国大会への確固たる道を築きました。吹奏楽部は感染防止を優先した日頃の練習形態に苦しみながらも、やさか納涼祭でのステージや、昨年から新たな伝統となった「夏のコンサート」で堂々たる演奏を聴かせてくれました。クリエイト部は、年間を通じて精力的に創作活動を行い、クオリティの高い作品を発表し続けています。
6月4日に開催しました合唱祭には、実に多くの保護者の皆様にご参観いただき、本当にありがとうございました。今年は、生徒のみによる全校発表と、学年別保護者公開発表の2つのステージを企画し、生徒のモチベーションの維持や負担を心配しながら取組を進めてまいりましたが、両日ともに力いっぱい歌い切り、思いを込めた学級や学年の歌声、そして3年ぶりに実現した全校合唱の大迫力に、同級生同士、先輩と後輩、そして保護者や地域の方と感動を分かち合うことができ、とても価値のある思い出深い行事となりました。 さて、昨年度から全国で本格実施されている中学校学習指導要領では、「主体的・対話的で深い学び」の視点を大切にし、「何を学ぶか」だけでなく、「どのように学ぶか」が重要視され、本校においても学力向上に力を入れた取組を重ねてきました。特に今年からは、単元を重視した学力充実の取組を進めていますが、本校生徒は、学習や授業においても高い意識と見通しをもって、意欲的に取り組んでいます。1人1台タブレットの活用も全国各地で進められていますが、久美浜中学校の生徒の活用能力の高さは、府内でも高く評価されており、1学期は、京丹後市のみならず、京都市内からもたくさんの方が参観に来られ、複数のメディアやテレビにも取りあげられるほどになりました。
また、昨年スタートしたSDGsの取組は、より内容を充実させ、久美浜学園全体の取組として定着したとともに、市内中学生の代表として「京丹後市SDGs推進市民会議」などにおいても、積極的かつ堂々とした提言ができるまでに成長しています。すでに世の中は、予測が難しいと言われる時代に突入し、今後はさらに、高い志や意欲をもつ自立した人間として、他者と協働しながら持続可能な価値の創造に挑み、未来を切り拓く「生きる力」を身に付けていくことが求められています。
役職柄、様々な校外の会議に出席する機会がありますが、そこでよく耳にするのは、長きにわたるコロナ禍による子どもたちへの影響を憂う悲痛な声です。正しい発声法や泳ぎ方を学ぶ機会を奪われたまま中学校へ入学してくる生徒たち、教えたくても思うように教えられない先生方の苦悩の数々、全体的な体力やコミュニケーション能力の低下の課題、不登校生徒の増加やマスクで顔を隠すことに慣れ自分の顔を堂々と見せられなくなった子どもの事例など…、長期化すればするほど教育現場での様々な課題が明らかになってきています。
それらの課題を解決すべく、様々な施策や取組が講じられているわけですが、私が職場で見かける子どもたちの姿は、意外にも、コロナ禍においても「昔ながらの素直で元気な子どもたち」であり、大人以上に強く、ポジティブな思考をもった「一人前の若人の姿」であります。相手より先に優しい声をかけ、自分事よりも他者を慮る誠実さ。憂うことなく活路を見出し、歩みを止めず今できることに真摯に向き合う姿は、私たち大人がまず見習うことだと日々反省させられています。これぞ久美中スピリッツであり、新たな時代を生き抜く力だと心から思います。私たちは、この自立という階段を上る子どもたちの秘めたるパワーと無限の可能性をしっかりとサポートし、次の時代を担う主役に求められる様々な力を培うための栄養分を、このふるさと久美浜でどんどん提供していきたいものです。さあ、怒涛の2学期が始まりました。世の中は第7波に突入。それでも歩みを止めず進み続けます。
何卒我らが久美浜っ子を、温かく見守っていただき、今後とも変わらぬ応援をよろしくお願いいたします。
  令和4年9月
京丹後市立久美浜中学校
校長 藤原 哲也
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