1年間の取り組みの成果を発表する芸術展を2月19日(金)、2月20日(土)に実施しました。1日目の金曜日放課後は展示部門、2日目の土曜日は展示部門とビデオ上映部門でした。感染症対策を行い、密を避けての実施のため、今年度は在校生のみの鑑賞となりました。パート1では、1階展示・上映発表と2階展示を紹介します。
◎展示(教科)
芸術科/音楽Ⅰ・作家研究レポート、美術Ⅰ/油絵・空想画、美術Ⅱ/Box Art・Pop up card、美術Ⅲ/卒業制作・技法体験、工芸Ⅰ/スープセット、描写/デッサン・デザイン・絵封筒・臨床美術、書道Ⅰ/漢字仮名交じりの書・一文字タイル、書道Ⅱ/自由書パネル、アートミックス/藍染め・抹茶碗・短冊・外部講師授業報告
家庭科/家庭研究・エコバッグ・カゴ、発達と保育/絵本など、情報科/実用文書処理:観光案内パンフレット、総合的な探究の時間/国語科・短冊、理科・染色実験、こだわり学/マイプロジェクト優秀ポスター
パート2では、2階展示と鑑賞風景、音楽選択者・吹奏楽部の演奏発表ビデオ上映風景を紹介します。在校生達が友人の作品を鑑賞したり、演奏を熱心に聴いたりしている姿が印象的でした。感想文には、友人の知らなかった一面に触れることができたと書かれていました。生徒と教職員の参加人数は443名、出品点数は390点でした。来年の芸術展も楽しみですね。
◎展示(部活動、教職員)
美術部/Shake Hand加飾鮭・小パネル・芸術展原画パネル、書道部/一文字パネル・半切など、家庭部/華道、茶道部/活動報告、教職員/写真・染色・工芸・手芸
◎発表(教科、部活動、他)
芸術科/音楽Ⅱ・Ⅲ・音楽総合選択者による演奏:美術Ⅱ・音楽Ⅱ合同アニメーション、情報科/社会と情報:優秀作品映像作品、吹奏楽部/演奏、図書部/創華祭フォトスライドショー
2月28日(金)、第11回卒業証書授与式を行い、城南菱創高校第11期生241名を送り出しました。
吉川校長は、式辞で、「毎日の授業やスカラー等での自学自習、部活動、生徒会活動、創華祭や研修旅行などの学校行事に、いつも全力で取り組み、また、楽しむ姿を見せてくれました。まさに青春を謳歌する『いま、輝きの瞬間(とき)』だったのではないかと思います。皆さんが本校で過ごした時間を、少し思い浮かべるだけでもいろいろなことが記憶に蘇ってきます。高校時代の思い出は、一生忘れることのない、二十年後、三十年後にふと思い出す、人生の宝物です。私は、こういった一つ一つが人生を豊かにし、また、生きていく上で力となるものだと考えています。」と述べられ、卒業生に向けて3つの言葉を送られました。
1つ目は、「卒業という機会に"自分の良さは何か"ということを改めて考えてほしいと思います。司馬遼太郎の"龍馬がゆく"に、"人間というものは、いかなる場合でも、好きな道を捨ててはならない"ということばがあります。今の自分の良いところを伸ばし、そうでないと思うところは、勇気をもって変えていく努力をし、"どうしたら社会の役に立てるか"を考えてほしいと思います。自分の好きな道、得意なことの道なら、チャレンジを続け、いつか必ず道は開けると信じています。どうか自分の"よさ"を大事にしてください。と述べられました。
2つ目は、ジャズピアニストの秋山敏子さんの言葉を受けて、人生で大事なことは、夢中になれることを見いだし、それに対して、どれだけ真剣に打ち込めるかではないでしょうか。真摯に立ち向かったとき、本物を手にすることができるのだと思います。私は、この一年間、本校で生活を共にし、城南菱創生である皆さんには、磨けば光る素晴らしい個性や特性があることを確信していますし、皆さんなら大丈夫だと思います。」と述べられました。
3つ目は、「本校には"和気藹々(わきあいあい)"の校風があり、これは本校の宝物で、今後もオール城南菱創で、大切にしていきたいと思いますが、校歌の二番にも『心情(こころ)をみがき、語らう若人 優しさを秘めた 誇りあれ』とあります。本校は、開校以来、豊かな人間性の育成をめざしてきました。皆さんはその校風を日々実践してくれてましたし、皆さん一人一人をたのもしいと思ってきました。皆さんも実感していますように、人は一人では生きていくことができません。多くの人々に支えられているということに感謝すると共に、他者を支えていくということをこれからも大切にしてほしいと思います。卒業後も、本校で出会った級友や先生方、また、これから出会う人々を大切にし、世のため人のため、そして"夢"に向けて、"心と体"のバランスの取れた"たのもしい"人として活躍し、素晴らしき人生を歩んでゆかれますことを切に願っています。」と締めくくられました。
最後に、保護者の方々への謝辞を述べられ、卒業生に向けて、「母校となる城南菱創高校が、いつまでも"心の故郷"であり続けることを願っていますし、皆さんの御活躍を心から願っています。そして、改めて卒業生の皆さん一人一人の御健康と何よりも幸福の実現を心より祈念し、式辞といたします。」と述べられました。
在校生送辞と卒業生答辞の後、3年生全員で式歌を斉唱し、保護者、来賓の皆様と教職員の盛大な拍手に送られて閉式となりました。
グローバルネットワーク京都交流会は、社会参画意識を醸成するとともに、国際社会に貢献できるリーダーを育成するため、課題分析力・思考力・判断力・表現力を培うことを目的にしています。また、グローバルネットワーク京都を通じて、他者の意見と触れ合うことで、自己の資質・能力の向上を図ることも目的としています。
交流会について
2月1日(土)、京都工芸繊維大学にて、グローバルネットワーク京都交流会が行われました。「持続可能な国際社会への展望」をテーマに、パワーポイントとポスターセッションの形式で提言発表が行われました。
提言発表Ⅰでは、パワーポイントを使用したプレゼンテーションが行われました。本校の英語ゼミの生徒たちが、「Our Challenge to reduce "Mottainai" food」のタイトルで発表を行いました。
提言発表Ⅱでは、ポスターセッションが行われました。本校の教養科学科1年生の代表の生徒たちが、「言語の壁を越えるには」、「水素自動車」のタイトルで発表を行いました。
論文コンテストでは1年5組北澤奈桜さんが、「持続可能な国際社会への展望~私たちにもできること、食品ロス削減~」で最優秀賞を受賞しました。