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 みなさん、期末考査おつかれさまでした! 日頃の努力が実った手ごたえはありましたか?

 12月は期末考査が終わり、冬休みまでの間は短縮授業が続きます。この放課後のちょっとした余裕を使って、くみこう図書館が提案するスペシャル企画 "ぐるぐる読茶会"に参加してみませんか?

◆"ぐるぐる読茶会"って何?

 ぐるぐる読茶会は、読書ゲームとティータイムを掛け合わせた読書パーティー。5-6人が1組となり、それぞれが1冊の本からお題の答えを探して読み、紹介し合う形式です。所要時間は約1時間。本を実際に読むのは20分程度ですが、終わる頃には5-6冊分の知識を共有したような読後感を味わえます。

 さらに、自分で読みたいと思える1冊を見つけられるかもしれません!

 お菓子とお茶を楽しみながらのリラックスした雰囲気で、集中しつつも和やかに読書を進められるのが魅力です。

◆今回のテーマ:2024年を締めくくる1冊を探そう!

 今年のテーマは「若い人に贈る読書のススメ2024」や「先生&図書放送委員のオススメ本」から選ばれた一押しの図書。冬休み前に、今年の総まとめとして読んでおきたい本が勢ぞろい!  短縮授業で1時間放課後が長くなる日を活用し、ぜひ何度も参加してみてください。毎日ぐるぐる読茶会に参加していたら、冬休み前に数十冊を読破するのも夢じゃないかも!?

◆参加方法

 特別な申し込みは不要です。当日15時に学校図書館へお越しください。途中参加はできないので、時間厳守でお願いします!

◆開催日

  • 12月9日(月)
  • 12月10日(火)
  • 12月12日(木)
  • 12月13日(金)
  • 12月17日(火)
  • 12月18日(水)
  • 12月19日(木)

◆開始時間

 毎回15時

 ぐるぐる読書は人数が多いほど楽しく、収穫も大きくなるイベントです。ぜひクラスメートや友達を誘い合い、みんなで参加してください! 冬の読書週間で、充実したひとときを過ごしましょう。

 学校図書館で、みなさんのご参加を心よりお待ちしています!

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(画像は過去年度開催時の様子です)

 9月3日(火)と4日(水)、東京にある立教大学池袋キャンパスから、将来、司書教諭になるための勉強をしている大学生3名が来館し、みらいクリエイト科1年生の「みらい探究Ⅰ」の授業に参加したり、各クラスの文化祭準備を見学しました。昼休みや放課後には、おもに1Aや1Bの生徒のみなさんと、学校図書館で茶会やボードゲームをまじえて交流を楽しみました。  大学生たちからは、つかの間の妹・弟のような高校生達との交流に、「みんな、かわいい!」と笑み崩れ、「3年生のチーム、すごい! 大人みたい!」と興奮気味の感想をいただきましたが、高校生のみなさんはいかがでしたか? 数年後の自分や将来へのイメージが、すこし明確になったのではないでしょうか?  2日間の交流取材の最後、大学生のみなさんから、久美浜学舎のみなさんに動画メッセージをいただきま した。久美浜学舎のインスタグラムで公開しているほか学生ひとりひとりからいただいたメッセージも学校図書館のモニターで視聴できるので、見にきてくださいね!

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「人生は休憩時間の得点で分かれる。」と述べたのは、いつ休憩したんだろう?と不思議なくらい遠征に明け暮れたフランス皇帝ナポレオン・ボナパルトであったそうです。高校生活で一番長い休憩時間である夏休み、みなさんはどう過ごしていますか?

学校図書館は日頃から、授業の合間の休憩時間に気分転換をして次の授業への集中力を高めたり、列車やバス待ちの時間を有効活用して自習や読書をすすめるための環境整備に取り組んでいます。

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そんな学校図書館で今年人気のアイテムがルービックキューブ。標準的な3×3は攻略法をマスターしている生徒も最近多くいるので(みんなすごい!)、夏休み初日には、5×5マスや日本列島を学べるルービックキューブを置いてみました。

夏休み初日の1人目の来館生徒が、さっそく気づいて回し始めます。いずれも難易度高めなルービックキューブなのですが・・・・・・、

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あっさり攻略されました!お見事!!

すららネットでタブレットに配信された夏休みの宿題をやりにくる生徒もいます。1人1台のタブレットがあり、読書も宿題もタブレットを使えば自宅でもどこでもできるようになった時代ですが、友だちと教えあったりは励ましあったりしやすいのは、対面で集える「場」の良いところですね。

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学校図書館は、自由な個人利用を制限することはありません。夏休みは、特に様々な会議や研修が対面やオンラインで行われていますが、開館日に設定されている日時に生徒のみなさんが個人的に利用するのを遠慮する必要はまったくないので、気軽にご利用ください。

 「図書館でゲームをしよう!」というキャンペーンは、2008年にアメリカ図書館協会によって提唱されたのが、広く知られるところでは世界で初とみられています。久美浜学舎では前身の久美浜高校時代の2017年から、ボードゲームによるカウンセリングを実施していたスクール・カウンセラーの助言もいただきつつ様々な教育活動のなかでのボードゲームの有効活用を模索してきたことが評価され、2023年には第1回「ゲーミング図書館アワード」ボードゲーム部門にて優秀賞を受賞しました。

  • 様々な人が集まりやすい図書館という「場」ならではのコミュニケーションの促進
  • ゲームの背景にある世界観を、本で深掘りしようと促す、読書への入口として

 2024年現在、約40種類のボードゲームを学校図書館に備え、授業で、学校行事で、昼休みや放課後のディスカッションで、と、様々に活用されています。

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 昨年度の人気ゲームは、カタカナを使わずにカタカナ語を説明するコミュニケーション・ゲーム「カタカナーシ」でした。国語科の授業やホームルームでも活用され、その楽しい学びを知った生徒達が放課後に他のクラスの友人を誘って、いっしょにゲームをしにきたこともありました。

 今年度この4・5月では、みらい探究Ⅰや保健体育の授業で「クイズいいセン行きまSHOW」シリーズが活用されたほか、「ゼッタイギオンカン」「はあって言うゲーム」のようなコミュニケーションゲームは依然として人気があり、囲碁や将棋など昔ながらのゲームを教え合う姿にも心温まります。

 さらに今年は「ドクター・エウレカ」「スティッキー」「アルティメット・カウントゲーム」などの集中力を必要とするゲームも好まれていて、「図書放送委員会でボードゲーム企画をしたい!」「文化祭のクラス企画の待ち時間に、ボードゲームを使ってアイスブレイクしたい!」という相談もちらほら。嬉しいですね。

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 しかし、みんなの「○○したい!」をサポートするボードゲームも、多くはひとりではできません。もし興味がある人は、この機会に勇気を出して、友だちやクラスメートを誘って学校図書館に足を運んでみてください。

 また、ボードゲームを探究活動や校外での発表に活用したり、新しいゲームを考案したり・・・・・・といった活動も、応援しています。そのような際に注意することのひとつに、著作権保護法があります。ボードゲームの著作権については、大学教員らでつくる有志団体「図書館とゲーム部」がまとめたこちらも参照してください。⇒ ボードゲーム企画の著作権

 毎年恒例、図書放送委員によるオススメブックリストを発行しました。前期・後期の図書放送委員の生徒が教職員に原稿を依頼し、自らも一押しの1冊をおすすめの言葉とともに紹介。2学期の終業式後に全校生徒・教職員分を製本し、3学期の始業式の日にクラスで配布しました。

 学校図書館では、推薦された書籍を一堂に集め、ブックリストとともに展示します。身近な人のおすすめの1冊、ぜひ読んで、ストーブを囲んで感想を語らう冬の読書会もおすすめです。

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 10月24日(火)、横浜市のパシフィコ横浜で開催された「図書館総合展」において、第1回「ゲーミング図書館アワード」の発表と表彰式があり、久美浜学舎がボードゲーム部門で優秀賞を受賞しました。全国の様々な図書館のなかから部門別に4機関が選ばれ、学校図書館では唯一の受賞館でした。 

 選評によれば、授賞理由は「主体的、対話的な学びの一つとしてボードゲームを学校図書館に先がけて導入し、府内他学校図書館に広がるきっかけとなっている点が素晴らしいです。今後もゲームと生徒たちが出会う場として広がっていくことを期待します。」とのこと。久美浜学舎図書館こと「くみこう図書館」では、前身の久美浜高校時代の2017年から、学校図書館を通して様々な教育活動にボードゲームを効果的に活用してきた継続性が評価されました。関係の皆様、ありがとうございました。

  今回の受賞と本校のボードゲーム活用については朝日新聞でも紹介されました。 (Web版11月12日、紙面版11月14日掲載)

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 11月1日、日本全国の図書館にゲーム活用を広めた立役者のひとり、高倉暁大様が来校され、学校図書館でVRやボードゲームの体験会が行われました。3年生アグリサイエンス科の生徒や、日頃から図書館をよく利用してくれている生徒達が集まり、下校時間ぎりぎりまで、VRなどの最新のゲームを体験させていただきました。高倉様、ありがとうございました。

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 11月はアメリカ発祥の「インターナショナル・ゲームズ・ マンス」という、図書館でゲームをしよう!という世界的キャンペ ーン月間でもあります。このキャンペーンは2008年、コミュニケーショ ン・ツールとしてのゲームの機能に着目して始まりました。

 学校図書館には、語彙力や論理的思考力、瞬発力を高めるボードゲームを中心に、現在、約40種類のボードゲームがあります。齋藤先生のカウンセリング室や、様々な授業でもボードゲームを活用しています。昼休みや放課後の短い時間でも楽しめるゲームを中心に集めているので、ちょっとした空き時間に友達を誘って、ぜひ学校図書館にきてください。

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 学校図書館は、生徒の皆さんの独自研究や創造性の発達をサポートするために、材料となる多種多様な本や資料と、生徒達が考えついたことを形にしてみるための手段をできるだけ用意しています。
 そんな学校図書館で、11月のある日の放課後、3人の生徒が、学校図書館にある本やアイテムで学びを楽しむゲームを考案し、実践していた事例を紹介します。
 まず、1人が学校図書館にある資料をもとに、「お題」を選びます。
 2人目は、そのお題を30秒で絵に描いて表現します。(だんだん難しくなったようで、途中から45秒、1分と延びていきました。)
 3人目はその間、背中を向けたソファで読書をしながら待機。描けた絵を見て、お題を当てるというゲームでした。

 3人が役割を交代しながら、「世界史の人物」「日本史の人物」「昆虫」「動物」「料理」と様々なお題を検討し、学校図書館の本が次々と活用されました。特に勝敗を決めるでもなく、相手が答えやすくなるように授業で習う範囲からお題を選び、考えること、表現することなど、発想を楽しみ、ときにはヒントを出すことで日々の授業を振り返っていました。

 また、先日は別の生徒たちが、読書をとり入れたすごろくを考案してコミュニケーションゲームをしたり、シイタケの笠の構造やおいしい調理法について5~6人で議論しながら本を開き、結論が出なかったので実際にシイタケを買ってきて検証したりといったようなことも行われていました。

 学校の勉強というと授業のイメージが強いですが、複数の人が集まるだけでささやかな会話のなかにも学びの種があり、それを育むことを自ら楽しめることは、学ぶ姿勢として好ましいものではないでしょうか。みなさんの創造性を育むこのような活動を、学校図書館は応援しています。