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商業と情報の専門学科を設置する京都すばる高校は、規律ある授業と高い目標を持った特別活動を通じて、確かな学力と豊かな心を持った人材を育成します。

 
【 2017/01/18 】

みなさん、こんにちは。
 すばるは朝早くから生徒諸君の息づかいが感じられます。校内を歩くと、多くの部活動が朝練習に励んでいますし、教室では単語帳を開いたり読書をしたりと様々です。また、複数の運動部が落葉の世話をしてくれています。それぞれのルーティーンで一日をスタートし、あたりまえの日常を送ります。生徒諸君が思う存分、あたりまえの日々、普段通りの活動に頑張れる環境を作っていただいている保護者の皆様をはじめ、支えていただいているすべての方々に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます。
 1月17日・・阪神淡路大震災から22年の歳月が経過しました。昨日、兵庫県を中心に多くの被災地で、慰霊の催事が行われました。人の心は都合良くできており、悲しみは時が忘れさせてくれると聞いたことがありますが、被災地のご遺族にはあてはまりません。誰にぶつけることもできない悲しみや怒りは、忙しさに紛れる日々があったとしても、その日その時その場所が、抑えきれない感情をあふれさせます。
 阪神淡路、新潟中越、東日本、熊本、鳥取・・・この四半世紀の間に日本は多くの大震災に見舞われました。他にもこのところの異常気象による被害も合わせると、災害のなかった年はないと言っても過言ではないでしょう。「災害」、「事故」は、人の日常やルーティーンを一瞬にして奪います。いつも包み込んでくれていた美しい故郷の崩壊は、おそらく、ある人の夢を壊し、ある人の夢の形を変えてしまったでしょう。気づいていなかった小さな幸せ、あたりまえの日常を・・・人はなくなって初めて気づくのかもしれません。いえ・・そうであってはいけないのです。
 時間の使いかたは命の遣いかた。日常をあたりまえに送ることや、笑顔を返してくれる人がいることの温もり、素晴らしさを感じることができる人であるとともに、万一に備える心と行動、今ある幸せを大切にして生き抜きたいものです。