本校の教養科学科では、高校・大学連携事業の一つとして、人文・社会科学系統の3年次に「歴史探究」の科目を設置し、奈良女子大学より講師をお招きして特別講義を開講しています。
今年度は、文学部准教授の矢島洋一先生に「イスラームの近現代」、古代学学術研究センター協力研究員の前川佳代先生に「源義経と古代甘味料 甘葛煎の研究」について講義をしていただきました。
矢島先生には、イスラームの近現代について多彩な資料をもとに説明していだたきました。説明の後、生徒から現在国際社会で問題となっているイスラムステイトについて連続して質問が出るなど、熱のこもった講演となりました。
前川先生には、源義経について、義経の戦いの歴史、義経の戦いの秘密について、現地をフィールドワークされた写真を交えて解説していただきました。また、古代の甘味料である「甘葛煎」を復元したお話をしていただきました。理系の知識やアプローチなどをはじめ、多角的な視野が研究する上で必要であることに、生徒たちは気付いたようでした。
平成29年度の部活動登録が完了しました。4月末時点で、部活動登録している生徒は『92%』を占めました(内訳は体育会が62%、文化系が30%)。特に、新1年生は『96%』が登録し、部活動に対する前向きな姿勢をみせました。
本校では勉学だけでなく、部活動にも積極的に参加できる生徒を求めています。 部活動を通して、規則を守り、礼儀正しい人間に成長すること、そして単に技能だけを高めるのではなく、お互いに協力し助け合い、豊かな感性を磨いて欲しいと考えています。一人ひとりが励まし合い、さらに素晴らしい城南菱創の伝統と校風をつくりあげていってくれることを期待しています。