11月12日、京丹後市立峰山小学校5年生17名を対象に、「TANGO子ども未来プロジェクト」出前講座を実施しました。
今回の出前講座は、株式会社韋城製作所による「“叩けば強くなる”鍛造の世界」です。山本社長自らが講師となり、時折、児童に問いかけながら講座を進められました。前半は鍛造の原点である刀鍛冶の歴史から始まり、現在の大型機械を活用した大量生産方式への流れを、動画も交えながら話されました。児童は、特に、刀鍛冶に興味を示し、隣同士で知っていることを話し合う場面も見られました。後半は、鍛造作業で高温の金属を扱う際に用いる「やっとこ」を使う体験となりました。普段、鍛造に従事する「やっとこ職人」の方からレクチャーを受けながら、どの持ち方がうまく掴めるかなどをグループで話し合いながら、様々なものを掴んで移動させていました。最後は、「やっとこ職人」とどちらが早く箱の中のものを外に出せるか対決を行いましたが、プロの手際を目の当たりにした児童は驚きの声を挙げていました。その後の質問タイムには、刀鍛冶や鍛造に関する疑問を直接山本社長に質問し、山本社長もそれぞれの質問に丁寧に答えておられました。児童にとっては、地域の産業の一端を学び、体験するとともに、本物の技術に触れられた貴重な講座になりました。
〈感想から〉
〇刀はいろいろな人が手伝い、長い時間をかけて作っているものだと知りました。そして、現在でも刀は機械ではなく、すべて手作業でしていると知り驚きました。
○日本の技術の鍛造業は、世界のトップレベルの製造業ということが分かりました。

