子どもの「挑戦」が実現できる学校に
木々の緑が濃くなり、雨に濡れた景色が美しく感じられる季節になりました。
6年生は5月15日から修学旅行に出かけ、様々な場面で6年生の温かさや前向きな姿がたくさん見られたすばらしい2日間となりました。
そんな6年生が 「校長先生、話を聞いていただけますか?」と、校長室にやって来ました。「私たちはジェイボードクラブをつくりたいと思っています。」と、タブレットにポイントをまとめ、提案にきたのです。自分たちの思いやジェイボードで身につく力、活動場所や心配される安全対策、活動時の約束など、よく考えまとめられていました。(お姉さんにも相談にのってもらったようです。)
私は子どもたちが、これまでのクラブ活動の内容にこだわらず、自分たちが本当に活動したいことを実現しようと考え、そのための課題にもしっかり向き合っている姿をとてもうれしく思いました。私からは心配されることを3つ質問しましたが、それら全てに対応策を考えようとしてるところも見事でした。ジェイボードは車道や車の出入りする場所、安全が確保できない場所で遊ぶことは危険です。子どもたちはそのような注意喚起も私たちの役目であり、発信していきたいと話しています。どうか、地域においても、ジェイボードだけでなく危険な遊びをしている場面があれば、子どもたちにご指導いただきますようお願いします。これから、保護者の皆様にも子どもたちから様々なお願い等もあるかもしれませんが、子どもたちの「やりたい」を学校とともに支えていただければうれしく思います。
他のクラブの呼びかけポスターもよく考えられています。下記のポスターは、サッカークラブのものですが、クラブ活動の目的を自分たちなりに捉えています。子どもたちが学校生活をよりよくしようと、考え行動している姿を褒めてやりたいと思います。学校教育の本質は、自分の未来を自分たちで創り出そうとする力を身につけることです。丹波ひかり小学校は子どもの「やりたい」を実現できる学校でありたいと思っています。
そんな6年生に続けとばかりに、先週末5年生が京丹波町を舞台に野外学習に出かけました。キャンプファイヤーでは、ファイヤー担当がマイクをもって生き生きと進行し、歌やゲームでみんなを盛り上げていました。明るい雰囲気の中で、友達と笑い合いながらのびのび活動する姿から、全員が心から楽しんでいる様子が伝わってきました。学校の中に自分のやりたいことが実現できる場や心が動くような楽しさを創り出すことをこれからも大切にしていきたいと思います。
後になりましたが、保護者の皆様や地域の皆様、関係機関の皆様のご協力を得て、修学旅行や野外学習等が実施できましたことに、感謝を申し上げます。ありがとうございました。
校長 中田 匡恵


