思いきり 自分の力を伸ばそう
3年生のアイデアで自然観察池に植えた睡蓮(スイレン)が水面に少しずつ葉を増やし、きれいな花を咲かせました。透き通ったピンク色で、とても涼しげです。8月29日の始業式では、全国の学校を訪れ「いのちの授業」をされている腰塚 勇人さんのことを紹介し、子どもたちにこんな話をしました。
今日は、腰塚 勇人(こしづか はやと)さんという人のことを伝えようと思います。
腰塚さんは,中学校の体育の先生です。事故で首の骨を折る大けがをして,首から下の身体を動かすことができなくなりました。一生寝たきりかもしれないと言われ、希望をなくしかけたそうです。でも,まわりの人の励ましや支えによって、リハビリを続け、自分で立ち上がり歩くことができるようになりました。奇跡的な回復でした。腰塚さんは、もう一度、学校へ戻れた時、自分が周りの人にしてもらったことを、自分も実行しようと誓います。それが、次の5つのことです。
「目」は,人のよいところを見るために使おう
「耳」は,人の言葉を最後まで聴いてあげるために使おう
「手足」は,人を助けるために使おう
「心」は,人の痛みがわかるために使おう
「口」は,人を励ます言葉や感謝の言葉を言うために使おう
皆さんも自分の目や耳、口や手足、心をこんなふうに使えると、みんなで笑顔になれますね。2学期、全員で力を合わせて、楽しい思い出いっぱいの学期にしましょう!
ランチルームには、子ども達が夏休みに取り組んだ作品がずらりと並びました。一つ一つの作品や研究から、その子が書いたり、作ったりしている姿が思い浮かんできます。様々な発想や体験、デザインや色彩、苦労や工夫が伝わります。2学期は、思いきり自分の力を伸ばせる時です。いろいろなことに、「やってみよう!」とすすんで挑戦してほしいと思います。 校 長 日下部 正登
