卒業式

本日3月1日(月)本校体育館にて第70回卒業証書授与式が挙行されました。
検温の実施やマスク着用のもと、参列者数に制限はありましたが無事執り行うことができました。
天候は穏やかでとても良い日でした。

小川雅史校長先生は式辞の中で「予測不可能な時代」に羽ばたいていく卒業生に二つの餞(はなむけ)の言葉を述べられました。一つは「自ら道を開き、人生を歩んでほしい」ということ。自らの成功体験や経験則に拠り所を求めるのではなく、自らを拠り所とし、自ら道を切り開くことの大切さ。その際「人々に支持されないからといって自分の意見を変えてはならない。また自分の意見に固執するあまり、他人の意見を無視してはいけない」という教えを『菜根譚(さいこんたん)』より引用し申し添えられました。二つ目は「良い失敗を人生の糧にしてほしい」ということ。正直にそして誠実に道理に生きるとともに、できることなら失敗の芽は摘んでおきたいもの、それでも失敗したらそれは良い失敗をしたと思い人生の糧にしてほしいとの願いを込められました。
「憂きいまの さかを超えたる 嵯峨野辺の 学びの苑を 出ていく子ら」(新村出)
時代は変わろうとも嵯峨野高校で培ったことを生涯にわたり真っ直ぐに伸ばしてください、と締めくくられました。

卒業式の様子
最後のホームルームの様子