1学期終業式

6月1日より学校が再開し、本日1学期終業式を迎えました。式では、校内放送にて校長先生からお話がありました。一部抜粋します。

①6月1日より学校が再開したが、京都府においても新型コロナウイルスの新規感染者が増加傾向にある。また、九州熊本県や東北地方にて豪雨により甚大な被害が出た。自分で自分の命を守るということを基本とし、新しい生活様式での夏休みを過ごしてほしい。

②WITHコロナの中での私たちの生き方について、思うところが2つある。
1つ目は、言葉についてである。感染防止のためにマスクをする生活になっているが、マスクで人の顔の半分はいつも隠されている。そもそも人は心が自然と顔の表情となって現れ、その表情からお互いが心を通わせている。マスクをしていて表情では伝えられないことは、言葉に出してコミュニケーションをとらねばならない。「ふわふわ言葉」と「ちくちく言葉」というものがある。「ふわふわ言葉」とは、「ありがとう」や「おはよう」などのように相手の心をぽかぽかと温める言葉である。一方、「ちくちく言葉」とは、相手を不愉快な思いにさせる言葉である。人に対する悪口はもちろんのこと、「うるさいから静かにしろ」や「早く並べ」といった命令口調もそれにあてはまる。言葉は勇気を与えてくれることもあれば、大きく人を傷つけることもある。コロナ以前には意識しなかった一つ一つの言葉を、より大切にしながら生活をしてほしい。
2つ目は、「自分で限界を作らない」ということである。今日、遺伝子工学を始め生命科学のめざましい発展の中にありながら、突然現れた、たった一つのウイルスが世界中を危機に陥れている。これからの時代いつ危機に出会っても、それを乗り越えるために私たちの生き方として最も大切なことは、「自分で限界を作らず自身の持っている力をもっともっと大きく引き延ばすこと」である。「自分で限界を作らない」ということである。限界を作っているのは自分だと気付くことが大事である。

8月17日より夏季後期補習が始まり、20日に2学期始業式があります。嵯峨野生の元気な顔が見られるのを楽しみにしています。