芸術文化週間を実施しました。

芸術科が主催し、毎年多数の文化系クラブが参加する嵯峨野高校芸術文化展。
今年度は「芸術文化週間」として12月12日~18日に開催しました。

12月13日には、哲学者で京都市立芸術大学デザイン科特任講師の谷川嘉浩氏に「デザインとは何なのか クリエイティブな視点があると何がどううれしいのか」という演題でご講演をしていただきました。

流行中のアニメのオープニングや谷川先生が好きなデザイン、嫌いなデザインを例にデザインの面白さや奥深さを紐解いて解説されました。一見すると「かっこいい」デザインでも、立ち止まって考えることで様々なことが見えてくる。「かっこいい」だけではデザインやものづくりでは成功とはいえない。改めて世の中にあるものやデザインを再考しようと思う良い機会となりました。

今年度もポスターのデザインは生徒によるものです。
美術部部長による素敵なデザインで、芸術文化展を全校にアピールできました。 

この期間、校内各所に作品が展示され、華やかな空間となりました。

展示部門には、芸術の授業作品(美術、工芸染色、工芸陶芸)、美術部、デザイン工芸部、茶道部、写真部、華道部、放送部、図書委員会が参加しました。1週間の間、校内に作品を展示しているので、教室移動の際にふと足を止めて作品を見たり、休み時間や放課後にじっくりと作品を見入っている生徒が多かったです。
授業作品を含めると、作品数は250点以上。その作品を展示するのは大変ですが、「わあ!すごい!」「きれい!」と声が上がったり、じっくりと作品とキャプションを見て「こんなこと考えてるんや、面白いね、すごいね」と話す生徒を見ると、「今年もやってよかった」と感じます。

発表部門では、将棋部、小倉百人一首かるた部、バトントワリング部、軽音楽部、ダンス同好会、演劇部の発表がありました。
日頃の成果を存分に発揮し、普段の授業では見せない1人1人の魅力的な表情がありました。
これからも個々の可能性を信じ、それぞれの活動を頑張ってほしいと思います。

また、17日土曜日の保護者参観では80名程の保護者の方の来校がありました。お越しいただいた皆様ありがとうございました。