みやびサイエンスガーデン

11月12日(土)3年ぶりに京都工芸繊維大学を会場に、「みやびサイエンスガーデン」が京都府教育委員会・京都府立嵯峨野高等学校主催により開催されました。日頃、自然科学分野の探究活動を行っている生徒が、研究の中間報告としてのポスターを作成して発表しました。今年は、京都府立高校のSSH指定校を含む、SSN(スーパーサイエンスネットワーク京都)校のうち南部6校、園部高等学校、北嵯峨高等学校、鴨沂高等学校の計9校、ポスター数112件の発表となりました。

 感染拡大防止対策を徹底した上で、生徒は発表者のみの来場としました。また、ONLINE CONFというWEBプラットフォームを用いて、事前に研究成果のポスターや動画を閲覧できるようにし、それを踏まえた質疑応答などがおこなわれました。他の探究テーマの成果から刺激をもらったり、当日の発表を聞いた高校・大学の教員から今後の探究活動に向けて貴重なアドバイスをもらったりと非常に有意義な活動となりました。

 今年度は新たな取り組みとして、ポスター発表と同時並行で洛北高等学校、桃山高等学校、嵯峨野高等学校出身の方による研究内容の講演をしていただきました。嵯峨野高等学校からは「ペロブスカイトという新しい材料を用いた太陽電池とは」、「阿蘇火山周辺の地殻変動メカニズム~火山活動監視の試み~」、「大学で学ぶ航空宇宙工学」のタイトルで計3名の卒業生に講演いただきました。
探究活動を取り組んだ先輩方が、実際に大学で研究している内容をわかりやすく発表いただき、来年6月の最終発表に向けて生徒たちも気合いが入ったようでした。

 また、11月12日当日の午前には、洛北高等学校、桃山高等学校と合同で、3校合同SSH成果報告会を開催しました。全国より多数の視察者が来られ、今後のSSH事業をより充実させるにあたって、様々な御意見をいただきました。