令和4年度 みやこサイエンスフェスタ

 6月12日(日)、令和4年度「みやこサイエンスフェスタ」を京都大学百周年記念館にて実施しました。みやこサイエンスフェスタは、京都府立SSH指定校を含む、スーパーサイエンスネットワーク (SSN) 京都校計9校が、一堂に会し、1年間の探究活動の成果を披露する研究発表会で、3年ぶりに京都大学に集合しての開催となりました。各校には、Zoomでライブ配信することで密を避けながらの実施となりました。

 開会式では、百周年記念ホールにて行われ、京都府教育庁指導部理事村田勝彦様の挨拶と激励をいただきました。

村田勝彦理事の挨拶  
開会式の司会生徒     

嵯峨野高校からは、

「森林を育てる ~植生回復に向けた植栽の樹種選定~」

「トランプを用いた一対一の真の勝利確率についての考察」

「持続可能な間伐材の有効活用~コースター製作を通して適切な厚みと木材の保温性を考える~」

「ツツジの色素抽出とその活用方法」

の4つのテーマについて発表しました。

各校の素晴らしい発表に現地のみならず、各校からもたくさんの質問が寄せられ、活気あふれる発表になりました。また、午後からはASRP(アジアサイエンスリサーチプロジェクト)の発表も行い、各校で協働して得たデータを発表しました。嵯峨野高校からは

「森林の水源涵養機能の評価に向けて~土壌透水性と土壌貫入強度~」というテーマで発表を行いました。

ASRPの発表を行った各校の生徒                                         

閉会式では、京都大学の松原誠二郎教授と三田村啓理教授にご講評をいただきました。また、発表者の全員には研究奨励賞が授与されました。探究活動の集大成となるこの発表会で得た経験を、今後に活かしてほしいと思います。最後に嵯峨野高校の橋長正樹校長から閉会の挨拶があり、10年後20年後の世界を引っ張るのはみんなだというエールをいただきました。

発表者の集合写真
司会を務めてくれた1年生8名