古典芸能鑑賞

1月19日(水)に金剛能楽堂で、2年生を対象に古典芸能鑑賞を行いました。京都の伝統文化に親しむことを目的としています。

前半に、狂言『附子(ぶす)』が上演されました。主人は、附子という毒が入っている桶に近づかないようにと言い置いてでかけましたが、太郎冠者と次郎冠者はそれが砂糖だと気づき、全部平らげてしまいます。主人に食べたわけを話すのですが・・・。茂山千五郎先生(太郎冠者)、茂山茂先生(次郎冠者)が生き生きと演じてくださいました。会場は笑いで包まれました。

後半は、源氏物語を題材とする能『葵上』を鑑賞しました。シテは金剛龍謹先生で、六条御息所の嫉妬心や恨む気持ち、そして鬼となった生霊のおそろしさを存分に味わわせていただきました。

金剛能楽堂の荘厳な空間で、京都の伝統文化である能と狂言の一流の先生方による上演でした。生徒たちにとって貴重な経験となりました。