本校講堂で、令和8年度「離着任式」及び「始業式」を2学年(新2・3年生)で実施しました。
離着任式では、離任された方のお名前を校長先生から紹介し、また、今年度着任された先生方が壇上に並び、生徒たちにご挨拶いただきました。
始業式では校長先生の式辞に続き、2・3年生の担任紹介、分掌部長の紹介があり、続いて生徒指導部長、進路指導部長が「学期はじめの心構え」について講話をしました。
今日から始まる新しいスタートに、生徒たちは話に聞きいって、決意を新たにしているようでした。
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校長式辞
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本日より令和8年度が始まります。
皆さんは、今日、どんな気持ちで迎えましたか。誰と同じクラスかな、担任の先生は誰かな、もしかしたら春休みが終わって嫌だなという人もいるかもしれません。新しい年度の始まりは、期待と同じくらい不安を抱えている人も多いと思います。
ヘレン・ケラーという女性のことを知っている人もたくさんいると思います。彼女は幼い頃の病気が原因で、視力と聴力を失いました。しかし、様々な人々との出会いにより、福祉の人として人々の幸せのために尽くしました。昭和12年(1937年)に本校を訪問されたと聞いております。
始業式にあたり、ヘレン・ケラーが残した言葉の一つを紹介します。
「幸福の一つの扉が閉じられると、別の扉が開く。しかし、私たちは閉じられた扉をいつまでも見ているために、開いた扉に気が付かない。」
高校生活の中でも、扉が閉まるように感じる瞬間があります。成績が伸び悩んだとき、部活動でうまくいかなかったとき、人間関係のすれ違い。そうした出来事は、ときに「もう自分には無理だ」と、自分自身に扉をしめてしまいたくなるほど、つらく感じられます。けれどもヘレン・ケラーは、「閉じた扉」だけを見つめ続けるのではなく、「すでに開いている扉」に目を向けなさい、と教えてくれています。たとえば、思い通りにいかなかった結果の中にも、自分の弱点に気づくチャンスがあります。うまくいかなかった経験があるからこそ、同じことで悩んでいる友人に寄り添えることもあります。一つの夢が閉じたように見えても、別の進路や、新しい目標に出会うこともあります。
さて、この一年、皆さんに意識してほしいことを3つ、お願いしたいと思います。
一つ目は、自己を高めることです。昨日の自分より、少しだけ成長した自分を目指してください。得意なことはさらに伸ばし、苦手なことからも目をそらさず、読書や学びを通して考える力を養ってほしいと思います。
二つ目は、チャレンジすることです。うまくいくかどうか分からないからこそ、挑戦には意味があります。「自分には無理かもしれない」と感じる場面でこそ、一歩を踏み出してみてください。その一歩が、新しい扉を開くきっかけになります。
三つめは、自分のキャリア形成を意識することです。キャリアとは、将来の職業だけではなく、生き方そのものです。授業や行事、部活動、友人との関わりの中で、「自分は何に心が動くのか」「そのように生きていきたいのか」を少しずつ考えてみてください。経験や選択の一つ一つが、皆さんの将来につながる扉になっていきます。
ヘレン・ケラーは、多くの扉が閉ざされているように見える人生の中で、それでも開いている扉を見つめ続けました。その姿勢が、彼女自身を支えただけでなく、世界中の人々の心にも新しい扉を開いてきました。
皆さんも、この一年、自己を高め、チャレンジし、自己に向き合うことで、開きつつある扉、これから開いていく扉に目を向けてください。
鴨沂高校での学びと出会いが、皆さん一人ひとりにとって、新しい扉を開く一年になることを願って始業式の挨拶といたします。
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生徒表彰
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競技スポーツ部(ボウリング)
・第29回全国高等学校ボウリング選手権大会(沖縄大会) 個人戦第3位
水泳部(水球)
・第12回全日本ジュニア水球競技選手権大会 準優勝 京都府選抜
・京都府スポーツ賞 優秀賞

