『里山おーぷんらぼ』への参加
 京都大学フィールド科学教育研究センター主催、京都大学上賀茂試験地において毎月開催の『里山おーぷんらぼ』に11月、12月と連続して参加してきました。

 11月の『らぼ』では、試験地内に自生する「ウメノキゴケ」を原料にリトマス試験紙をつくる実験に取り組みました。京都芸術大学の豊島先生の指導のもと、染料の抽出、ろ紙の染色、反応実験をおこないました。
 薬品を使うため生徒達はゴーグル、防護マスク、手袋に身を固め実験に取り組みます。他校の高校生や大学生らと協力して作業を進めます。一回目の作業では思ったような結果が出ず実際の実験の難しさを感じました。
 実験後は敷地内で取れた椎茸等を使った昼食を取りながら参加者みんなで交流を深めました。今回もいろいろな「人生初!」がありました。

 12月の『らぼ』では敷地内の竹林の一角に獣よけのフェンスを設置する作業にチャレンジしました。今年の漢字にもなった「熊」の出没は確認されていませんが、試験地にはシカやイノシシなどが出没しており、特にイノシシは春に出てくるタケノコを掘り返して食べてしまいます。フェンスを立てながら、我々人間は自然からの恵みをどれだけいただき、動物たちの生活とどう折り合いをつけていくのか、といった「里山」のあり方、ひいては人間と自然のあり方について考える貴重な時間となりました。作業の後はお釜で炊くご飯(お焦げができるやつ!)や豚汁などをみんなでつくって食べました。

『落葉堆肥作り』
落葉コンポストを作成してから半年、ようやく御所の落葉を回収できる季節となりメンバー4名で回収スポットに出かけ、紅葉を中心に数種類の落葉を持ち帰りました。この後、コンポストに投入し堆肥化を観察します。