本校講堂で、令和6年度「離着任式」及び「始業式」を2学年(新2・3年生)で実施しました。
離着任式では、離任された方のお名前を校長先生から紹介し、また、今年度着任された先生方が壇上に並び、生徒たちにご挨拶いただきました。
始業式では校長先生の式辞に続き、2・3年生の担任紹介、分掌部長の紹介があり、続いて教務部長、生徒指導部長、進路指導部長が「学期はじめの心構え」について講話をしました。
今日から始まる新しいスタートに、生徒たちは話に聞きいって、決意を新たにしているようでした。
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校長式辞
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おはようございます。
今日から令和6年度1学期が始まります。約3週間の春休み、皆さんはどのように過ごしましたか。私は、いつも年度末から年度始めはとても慌ただしく過ごしているのですが、この春休みは少し本屋に出かける時間を持つことができました。ここ数年、読みたい本があるときは、ついネットでポチっと購入し、自宅に届けてもらうことがほとんどでした。買った本にもかかわらず、つい「積ん読」つまり読み進めることができなくて、最後まで読んでない本が溜まっていくようなこともしばしばでした。春休みに入ってすぐの週末に少し時間をつくることができて、久しぶりに大きな本屋に出かけました。ちょっと手に取ってみたりしながら、ブラブラと店内を回っていると、表紙に何やら可愛いイラストが描かれた文庫本を見つけました。見覚えのあるイラストだと思ったら、本の挿絵は知っている人もいるのではと思いますが、絵本作家で有名なヨシタケシンスケさんが担当されていました。ヨシタケシンスケさんは、先日こどもの本総選挙で第一位となった「りんごかもしれない」の作者です。この「りんごかもしれない」は子供向けの絵本ですが、様々な視点で物事に疑問を持つことの大切さ面白さを伝えた本当に優れた作品で、皆さんも一度見て欲しいと思います。話はそれてしまいましたが、挿絵の可愛さにつられて本を買うのも何年振りかしらと思いつつ、「やわらかい頭の作り方」という本を書棚から取り出しました。本文は細谷功さんという方が書かれたもので、「はじめに」のところに、「一般に頭が固いというのは、『自分中心の一つの価値観に固執して、他人の価値観や考えを受け入れない』『慣習や前例等、それまでの古い常識を絶対視して、新しい現象を否定的に捉える』ような現象をいい、本書はこれらの『目に見えない構造』を可視化し、今までとは違う視点で身の回りの世界を眺め、固定観念から抜け出し、やわらかい発想をするためのきっかけをつくる」と書かれていました。面白そうだと思い、買い求めて春休み中に読むことができました。なるほどと納得できる内容も、そうかなぁと思う内容もありましたが、年度の始めに皆さんに紹介できそうだと思った言葉を1つ紹介します。
それは「始まり方が終わり方を決める」と言うことです。別の言い方をすると「始め良ければ終わりよし」とも言います。これって聞いたことありますよね。「なんだ、そんな当たり前のこと・・・」と思うかもしれませんが、この本によると、人は「遠くの人」からのアドバイスに、より耳を傾ける傾向があると書かれています。皆さんから見て、一番身近な保護者の方より、担任の先生より、教科担当の先生より、校長のほうが「遠くの人」にあたると思います。同じアドバイスでも、もしかしたら校長から聞く方が耳に届くのであればと思い、ここで敢えてお伝えしています。そして、この「始まり方が終わり方を決める」と言う言葉は、主に「準備やスタートの重要性」及びスタートの良さの「継続性」を語るために用いられていますが、加えて、始まり方と終わり方の「相関」を意味し、どんな形であれうまく始まったことはうまく終わると解釈できると、この本には書かれていました。
さあ、皆さんは令和6年度、どんな「始まり方」にしていきますか。その「始まり方」で「終わり方」が決まってきます。ぜひ、良いスタートを切ってください。本年度も皆さんの活躍を期待します。
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生徒表彰
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自転車競技部
・令和5年度全国高等学校選抜自転車競技大会 12km女子ポイント・レース 第8位 入賞 1名
水泳部(水球)
・第11回U17アジアエイジグループ選手権 優勝 2名
・第10回全日本ジュニア水球競技選手権大会 優勝 京都府選抜