本校講堂で、令和4年度第3学期「始業式」を行いました。講堂では1年生・3年生が参加し、2年生には、その様子をホームルーム教室にライブ配信するかたちで実施しました。

 校長先生の式辞に続いて、教務部長、生徒指導部長、進路指導部長がそれぞれ講話をし、式の最後に、冬季休業日に優秀な成績を収めたクラブ等の表彰を行いました

 いよいよ今年度の最終学期。新しい年の始まりに際し、今年一年の飛躍に向けて、生徒たちは思いを新たにしていました。

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【校長先生の式辞を掲載します】

 あけましておめでとうございます。新しい年が始まり、3学期最初の日です。ただ、今年は曜日の周りで、本日1月10日が始業式です。皆さんも少しゆっくりした気持ちで今日を迎えることができたのではないでしょうか。

 さて新年の始まりに、今年、私自身が心がけようと考えていることを少し話します。毎年12月にその年の新語流行語大賞が発表されているのをご存じですか。先月に2022年の発表がありましたが、もう1年前の2021年には「ととのう」という言葉がノミネートされました。言葉は変化していくもので、以前はそのような使い方をしなかったと思いますが、これはサウナが好きな人が使う言葉で、サウナに入った後、体調が良くなって気持ちいい状態を「ととのう」と表現するそうです。私自身はほとんどサウナに入ることもありませんが、この「ととのう」という言葉を、2学期終業式で星原先生が話されたように、自分を主体として、鴨沂高校を「整える」ことを心がけようと考えています。150年の時を経た鴨沂高校において、大切にしてきたことを守りながらも、時代の変化とともに「整える」必要がある部分を見極め、皆さんひとりひとりが未来を担う人材として活躍できるような仕組みを整えていきたいと考えています。それは、サウナに入った後で、すっきりして調子が良くなり、体もよく動き、ひいては前向きに活動できるようになっていることと同じような感覚です。すでに、終業式で金崎先生から校則の見直しについて話しをしていただきました。これも「整える」ことのひとつです。また、淺原先生は年末に整理整頓をして新年を迎えようと話されました。学校はこの3学期が年度末になりますので、新年度に向け、さらに必要な部分を見直し、「整える」ことで鴨沂高校をさらにより良い学校にしていきたいと考えています。

 このように、学校を整えていく中、皆さん自身も少し「整える」ことを意識してもらえればと思います。例えば、身だしなみを「整える」こともひとつですね。また、3年生で間近に受験を控えている方は、コンディションを「整える」ことで、自分の持てる力を存分に発揮してください。受験間近の方だけでなく、効率を高め、集中力をUPするためには、学習環境を「整える」ことも大切です。自宅の学習環境について見直し、必要に応じて整えましょう。

 学校と皆さんが、キーワードの1つとして「整える」ことを意識することで、綺麗な校舎の鴨沂高校を、内側からも、これまで以上に輝くような1年にできればと思っています。これで、私の話しを終わります。