「ドローンの製作」を発表

 2月4日(土)に開催された「スペシャリストネットワーク京都」合同発表会にて、本校テクニカル工学系列で農業用ドローンを製作した3年生のグループが、その成果を発表しました。3Dプリンターでドローンの骨格をつくり、種まき装置を開発してドローンに搭載して農地に種子を蒔くという研究です。

 発表会では、京都すばる高校、南丹高校、農芸高校、綾部高校由良川キャンパス(東分校)、工業高校、海洋高校の生徒達が、農業・工業・商業・水産の各専門分野について研究した成果を披露し、それぞれの発表では活発な質疑応答がされていました。

 本校テクニカル工学系列課題研究の取組は、こちら(テクニカル工学系列のページに移動)  

 ドローン動作実験の過去記事は、こちら(南丹高校ニュース)

 他校が成果を中心に発表していたのとは異なり、本校の発表は、失敗を繰り返し、その度に改良を加えてステップアップしていくという、ものづくりの基本を踏まえた発表となっており、多くの参加者の共感を得ていました。
 他校の生徒からは「種子を蒔くこと以外にどのような活用が考えられるか」「有線での電源供給では、大規模農場に対応できないのではないか」と質問がありました。本校生徒からは「カメラを搭載して、人が入れない場所での植物の生育状況が観察できる」や「バッテリーを搭載しても現在の性能なら、飛行時間が限られる。高性能のバッテリーと種まき装置の両方を搭載し、長時間飛行できるようすることが理想である。あまり高いところを飛行させる必要がないため、まだまだ改良の余地がある。」と答え、さらなる研究の広がりが期待できる質疑応答の時間となりました。