能・狂言 本物を体験(文化庁巡回公演)

今日は午後から、文化庁の巡回公演の本公演の日。前回のワークショップから1ヶ月がたちました。
いよいよ本番ということで、体育館に能楽堂を用意しての公演となりました。

まずは前回の復習。能・狂言の歴史から、能と狂言の違いなどを改めて学びました。
そして今回は「能楽」として、楽器の演奏も本物が登場。「囃子方(はやしかた)」と呼ばれる楽器担当が、能特有の音色を響かせてくれました。大鼓、小鼓、太鼓の打ち方をまねたり、リズムに合わせてかけ声を入れたりと、能を音から味わうことができました。

鑑賞は狂言「仏師(ぶっし)」では、前回のワークショップで生徒3名が考えたポーズを取り入れるなど、コミカルで滑稽な物語でした。

後半は、半能「大会(だいえ)」を鑑賞。能の開演前に執り行われる儀式「能奉行 舞台改め」に生徒代表が挑戦。時代劇さながらの裃(かみしも)を身にまとい、堂々の立ち振る舞い。「お能 始めませい」のかけ声に続き、お囃子に合わせて「老松」を全員で合唱しました。「大会」では能の独特の動きや、天狗のが帝釈天に懲らしめられるシーンなど、迫力満点でした。

能や狂言は、自ら興味を持って足を運ばないと鑑賞することはほとんど無いでしょう。今日の公演で、能や狂言を、見て、知って、本物に触れることで伝統文化を味わえたのではないのでしょうか。

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