「よむよむ」による朝の読み聞かせ

図書室

1年生

1冊目は

『まねっこにゃんころもち』

かのうかりん/作・絵 PHP研究所

かわいいねこちゃんたちが焼けていくおもちのまねっこをします。焼きあがって、「おさらにならべるよ」のところでは笑いが起こりました。しょうゆをかけて、のりをまいて…。子どもたちとのやりとりも楽しい1冊でした。

2冊目は

『ゆきだるまはよるがすき!』

キャラリン・ビーナー/ぶん マーク・ビーナー/え せなあいこ/やく 評論社

ぼくがつくったゆきだるまが、次の日にはひどいかっこうになっていました。「いったいよるのあいだになにがあったんだろ?」実はね…、みんなで公園に集まってアイスココアを飲んだり、かけっこしたり、雪合戦をしたり…いっぱい遊んできたから口が曲がっていたり、背が低くなっているんですね!

みんな集中して聞いてくれていました。

2年生

1冊目は

『たべたのだあれ』

五味太郎/さく 文化出版局

さくらんぼを食べたぞうさんのしっぽが、あれあれ?さくらんぼになってしまいました。いちごを食べたライオンさん、めだまやきを食べた牛さんは…?みんなで本に近寄って、「見つけた!」と探すのが楽しい絵本でした。

2冊目は

『パンどろぼうとほっかほっカー』

柴田ケイコ/作 KADOKAWA

大人気「パンどろぼう」の新刊です。パンどろぼうはやきたてほかほかのメロンパンを山のむこうに届けるため、くるま屋のこぶたさんと一緒にキッチンカーを作ります。パンどろぼうがびしょびしょになってしまう場面では、子どもたちから「あらら…」との声、たくさんのパンが並ぶ場面では「おいしそう」と、かわいい声が聞こえました。

3年生

1冊目は

『おでんせんとう』

さとうめぐみ/作・絵 ひかりのくに

ある寒い日、銭湯におでんの具材たちが集まりました。みんなでなかよくお風呂に浸かっていましたが、タコくんが「ゆがぬるいぞ!もっとあつくしてくれぃ!」と言い出して…。お湯がぐつぐついいはじめ、ふたごのはんぺんはどんどん大きくふくらんで…?

番台でだし牛乳(かんさい、かんとうなどあります)が売られていたり、みそソープとからしシャンプーがあったり、細かな背景も楽しめる絵本でした。

2冊目は

『まゆとおに』

富安陽子/文 降矢なな/絵 福音館書店

「お風呂」つながりでもう1冊。

やまんばの娘まゆはとっても力持ち。その力と持ち前の天真爛漫さで自分を食べようとしたおにをやっつけてしまいます。おにがまゆをぐつぐつと煮えたお湯の中に入れようとする場面では、みんなドキドキ!「おさきにどうぞ」とまゆがおにをなべに投げ入れると、笑いが起こりました。

4年生

『わらのうしーウクライナの昔話』

内田莉莎子/文 ワレンチン・ゴルディチューク/絵 福音館書店

今も戦争が続くウクライナで最も愛されている昔話だそうです。『おおきなかぶ』や『てぶくろ』で有名な内田莉莎子さんの文です。

貧乏なおじいさんとおばあさんがわらでつくった牛でクマやオオカミやキツネを捕まえますが、逃がしてやることで恩返しを受けて幸せに暮らすというお話です。

みんな静かに聞き入っていました。

5年生

『あほう村の九助』

おおかわえっせい/ぶん ふくだしょうすけ/え ポプラ社

岡山県の昔話です。山奥にある「あほう村」に、ある日お代官が年貢を取り立てにやってきました。世間知らずが集まるその村ではめずらしく物知りででしゃばりの九助じいさんが、ダジャレでお代官を追い返してしまうお話です。

少し難しいダジャレでしたが、教室がふわっと和んで楽しんでいる様子が見られました。庶民のたくましさを感じる絵本でした。

6年生

1冊目は

『へびのクリクター』

トミー・ウンゲラー/作 中野完二/訳 文化出版局

干支にちなんでの1冊です。

ある日、ボドさんに息子から誕生日プレゼントが届きます。それはなんとヘビでした。ボドさんは「クリクター」と名づけ、子どものようにかわいがりました。かしこいクリクターは体でアルファベットも数字も描けます。子どもと遊ぶのも大好きで、滑り台や縄跳びにもなります。ある晩、ボドさんの家にどろぼうが入り…?

怖いイメージのヘビですが、こんなヘビだったら仲良くなれるかも?でも、やっぱりヘビは嫌だ!との子どもたちでした。

2冊目は

『一わだけはんたいにあるいたら……』

グンナル=ベーレフェルト/作・絵 ビヤネール多美子/訳 偕成社

海の向こうの島に住む「あるきどり」はいつも列をつくって、同じ方を向いて、きちんと並んで歩いていました。ある日のこと、一わが反対の方向に歩き出しました。その「おかしなとり」をみんなはののしり、蹴飛ばし、どなりつけます。しかし…?

みんなと違うことって抵抗があるかもしれません。でも、その先には新しい世界が待っているのだと考えさせられる絵本でした。

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