ろう者の方とコミュニケーション

地域連携コーディネーター通信

Happy 美山!~えがおのふくし~
4年生の総合的な学習の時間では、美山の福祉について学んでいます。

今回は障がい者福祉についてお話をうかがうため、平屋にお住いの蒲原さんと、ふない聴覚言語障害センターより勝山さんに来ていただきました。
 
まずはじめに、あいさつを。
でもどうやって?
蒲原さんが子どもたちに向かって、自分の顔の横に握った手を、下側へおろすしぐさをされました。
繰り返して、もう一度。
 
「おはようございます!や」
みんなも一緒にやってみました。
「おはようございます!!」
「こんにちは、は?」
自己紹介を前に、いろんなあいさつを手話で教えていただき、名前の紹介の仕方も教えてもらいました。

 
「みなさんは言葉をどうやって覚えましたか?」と聞かれ、
「聞いて覚えた」「知らないうちに覚えた」と答える子どもたち。
「では、聞こえない人はどうやって言葉を覚えると思いますか?」
「目で見る!」
そうですよね、見て覚える言語。
ろう者の方が使う言葉、「手話は目で見る言語」だと教わりました。

勝山さんに手話通訳をお世話になりながら、蒲原さんの普段の生活のこと、子どもたちからの質問などを通してたくさんお話をうかがいました。
 
耳が聞こえないことで生活の中で困ることや、大変なこともあるということで、それをサポートする様々な道具や工夫があることも教えていただきました。

休み時間になると、子どもたちが蒲原さんの近くへ寄ってきて、つぎからつぎへと自分の名前を手話で伝えようとしてきます。
 
今、覚えたばかりの手話を早速使って、コミュニケーションを図ろうとする様子がとても印象的でした。

始めに、手話通訳士になってみたいと思うか?と蒲原さんに聞かれて、しーんとしていた子どもたちでしたが、最後の感想では、これから手話を覚えてみたいと言う子もいました。

障がいのあるなしに関わらず、いろんな人がいて、それぞれがコミュニケーションをとる方法があって、それぞれの人が快適に楽しく暮らせる方法をさがしていけるのだなと感じた2時間でした。



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