美山のお宝、大発見!
かやぶき民家、続編!
先日、かやぶきの里を見学して美山町とかやぶき民家について、またかやぶきの里の集落について学習してきた3年生。
今度は、茅葺職人さんのお話を聞いて、実際に屋根葺き作業の体験をさせていただきました。
学校へ来て下さったのは、株式会社美山茅葺屋根工事の小林さんと弘中さんです。
小林さんは現在美山で職人をされている数少ない地元出身者のひとりでもあります。
はじめに、かやぶき民家についてのお話を聞きました。
日本全国のさまざまな形をしたかやぶき民家の写真を見せていただき、同じかやぶき民家と言ってもいろいろな形や素材、大きさに違いがあることを知りました。
体育館に移動して、かやぶき屋根葺き体験をさせていただきました。
まずは材料や道具を見せていただきました。美山のかやぶきの材料はススキですが、他にもアシやヨシなどを使う地域や、美山でも材料不足から国内の遠い地域から運んでいることを知りました。
体験用に組まれた骨組みを持ち込んでくださって、実際の屋根を葺くのと同じように、どのような工程をどんなふうにしていくのか、見て聞いて実際に自分たちでやってみました。
職人さんたちが使う道具を実際に持って、材料のススキを広げて重ねて、1本1本の材料が大量に重なり合って、屋根の厚みを作って行く作業はものづくりの楽しさを感じさせてくれます。
昔の人は、いったいどうやってススキのような細い材料を重ね合わせて屋根にしようと思いついたのでしょう。そんなことを思いながら、子どもたちの体験を見ていると、雨漏りしない構造が作り上げられているしくみもよく分かりました。
なるほど、美山町内にたくさん残されているかやぶき民家は、こうして今も葺き替えられているのですね。