「よむよむ」による朝の読み聞かせ

図書室

1学期最後の読み聞かせです。


1年生
「どうぶつのあかちゃん」
作〕サミ     学研

 

ページの真ん中に大きな穴があいていて、めくる度にかわいい動物が変わります。
赤ちゃんがよく見る「黒」で気持ちを引きつけて、
めくって、戻して、「穴あき」しかけの変わり絵を繰り返し楽しめます。

赤ちゃん絵本ですけど 暑くて蒸し蒸しした今朝には ちょうどよかったかもしれません。
単純でわかりやすくて楽しめる、 そんな絵本で みんなの集中力を立て直して、いよいよみんなの好きな・・・

「パンどろぼう」
作)柴田 けいこ     KADOKAWA

パンがパンをかついで にげていきます。
「おれはパンどろぼう。おいしいパンをさがしもとめる おおどろぼうさ」
パンに包まれた、その正体とは――!?
お茶目で憎めないパンどろぼうが、今日も事件をまきおこします。



大人にとっては あんまり可愛いとは言えないような絵なんですけど なぜか子どもたちには大人気。確かに 表情なんて みているうちになんとなくハマっちゃう感じ?
学校にも シリーズそろっているので また 読んでみてね。

2年生
「お月さんのシャーベット」
作)ベク・ヒナ    ブロンズ新社


真夏の夜のこと―― えらいこっちゃ、お月さん、とけてはるがな。
暑くて暑くてねぐるしい夜、どの部屋も窓をしめて、エアコンびゅんびゅん、扇風機ぶんぶん。
あまりにも暑すぎて、ついに、お月さんがとけだした。
おばあさんはたらいにしずくをうけとめ、ひんやりあま~いシャーベットをつくります。

お月様のシャーベットは 今の暑い季節にぴったりですね。
切り絵で出来た主人公たちと リアルなミニチュアの建物たちで作られた世界観と 長谷川義史さんの関西弁がとっても相性が良くて 読んでいても気持ちいい。
最後に「ほな おやすみ」と おしまいになるのですが、「みんなは 寝たらあかんよ」と言って 終わりにしました。

ペク・ヒナさんの 他の絵本「天女せんとう」「あめだま」などを 紹介しました。

3年生
「まゆとかっぱ」
作)富安 陽子    福音館書店


ある日、沼のほとりでこがっぱのミドリマルと出会ったまゆ。
二人ですもうの練習を始めますが、岩をも軽々と投げ飛ばすまゆにミドリマルはびっくりぎょうてん。
他のかっぱたちも「なんだ?」「なんだ?」と集まってきます。
そして最後に現れたおおがっぱのデッカマルとまゆとですもうをとることに。
この大一番、勝負はいかに?

 

ちょうど1ヶ月前に「まゆとおに」を読んでもらっている学年でしたので みんな よく知ってるよね。

このお話にも ストーリーでは語られていないけど やっぱりキツネが出てくるので 絵もよくみててね、と言って読みました。
しっかり聞いてくれていて ちゃんと キツネもわかってくれたみたいです。

4年生
「オレ、カエルやめるや」
作)テヴ・ペティ     マイクロマガジン社

「だって、なんだかヌルヌルしてるしさあ。」
カエルはカエルがイヤなのです。
だってぬれてるし、ヌルヌルしてるし、ムシばっかり食べるし……。
それよりも、もっとかわいくて、フサフサの動物になりたいのです。
カエル親子の陽気な会話で繰り広げられる自己肯定の物語。



吹き出しで会話が描かれてあるので これはもう思い切り会話っぽく読んで、しかも 関西弁なので おかしくないわけがない、ですよね。
子どもたちも すっと引き込まれていったようでした。

「うみで なんでやねん」
作)鈴木 翼   世界文化社


人気シリーズ5作目の舞台は海! 
家族みんなでのんびりと海水浴に出かけます。
青い海、白い砂浜、水着に着替えて準備万端 …ところが! 突如おすもうさんが現れたり、
昔話のキャラクターがやってきたり…。
こんな海水浴、ありえない! 思わず「なんでやねん! 」と突っ込みたくなることばかりが起きます。

 

みんなにも 一緒に「なんでやねん」って ツッコミしてね、と言って読んだら 
ちゃんと「なんでなねん」って言ってくれて 嬉しかった!!

「祇園祭」
作)田島 征彦   童心社


 

祇園祭というと 宵山あたりのことだと思いがちですが 祇園祭は7月1日から 始まります。
時間がなかったので 7月10日の今日、そして明日のことあたりを読んで あとは 図書室に本があるので 続きは読んでね、と 終わりました。

5年生
「おはなだーれ?」
作)よねづ ゆうすけ     講談社



暑さもあって ちょっと だらっとしていた子も 意外とひねったとこもある仕掛け絵本に 身を乗り出して見だしました。しめしめ(笑)
こうやって 頭と心をかるくトレーニングしたら・・・

6年生
「トラのじゅうたんになりたかったとら」
作)ジェラルド・ローズ    岩波書店



いいなあ。オレも、なかまにはいりたいなあ。
やせこけたトラは、宮殿のひろまで楽しそうにごはんを食べている王さま一家が、うらやましくてたまりません。
ある日、宮殿の庭にじゅうたんが干されているのを目にしたトラは、とんでもないことを思いつきます!

6年生
「3びきのかわいいオオカミ」
作)ユージーン・トリビラス     富山房

以前「さんびきのこぶたのほんとうのはなし」という 「三匹の子豚」のパロディ絵本を読んでいたので 今回はこれ!
 

あるところに、3びきのかわいいオオカミがおかあさんと一緒に暮らしていました。
ある日おかあさんは、家を出て自分たちの家を作るよう3びきに言います。
「でも、わるいおおブタには気をつけるのよ。」
まず3びきはレンガの家を建てますが、わるいおおブタがやってきて、ハンマーで家を壊してしまいます。
このわるいおおブタは、もう悪いのなんのって、次に建てたコンクリートの家は電気ドリルで、その次にもっと丈夫に鋼鉄と鉄条網で建てた家はダイナマイトで壊してしまいます。
命からがら逃げ出した3びきのオオカミが次に建てたのは、なんと花の家でした・・・。


6年生ともなると じっと静かに聞いてくれることが多いのですが、このお話は 最初からニヤニヤ(笑)
どんどんエスカレートしていくブタに「えーっ」「ありえへん」と ざわざわ。
大ブタの悪党っぷりには笑っちゃいました。

朝のお忙しい時間帯の中、子ども達のために 時間を作り集まってくださるメンバーの皆様、
ありがとうございます。
二学期・三学期も引き続き よろしく お願いします。

タイトルとURLをコピーしました